介護施設に対する細かい愚痴

ちょっとしたことなんだけど、ちょっとだけうまくいってない。そんなことが続いた。

先日、母がデイサービスでTシャツを借りた。お茶を派手にこぼして濡れたから着替えたそうだ。こういうことは滅多にないのでシャツの着替えは持っていない。施設の服を貸してもらえてありがたかった。
「来週でいいですので洗って返してください」
と言って頂いたので、家で洗った。ふつうに洗濯機に入れて。
そしたら…
とんでもなく色落ちした。
一緒に洗ったタオル類がぜんぶ真っ黄色！
物干し竿に黄色いタオルがずらりと並び、幸せの黄色いハンカチのラストシーンみたいになってしまった。ぜんぜん幸せじゃない。まさか施設の備品が色落ちするような新品（？）だとは思ってなかったのだが、まあこれはちゃんと確かめない私が悪いんだろう。

２つ目。
今日、福祉用具のレンタル業者から電話がかかってきた。
「車椅子の調子が悪いと伺ったのですが・・・」
車椅子？
私は首をかしげた。 母の車椅子はべつに悪い所なんかない。昨日から普通にショートへ行っている。
「壊れてなんかいませんよ」
というと、業者さんは不思議そうに
「他の方と間違ったのかもしれません。申し訳ありません」
と謝って電話を切った。

ところが５分もしないうちに再び電話があって
「確認したのですが、やっぱり車椅子が故障しているようです。ショートステイの施設さんから連絡がありました」
えー！ ショートステイ中に車椅子が壊れたら、家族には無連絡でいきなり業者にいっちゃうの？ そういうものなの？

もちろん携帯番号も伝えているはずだけど、私は仕事中だからどうせ電話がつながらないだろーとか思われたのだろうか？
おかげですぐに代替機を持ってきてもらえたわけだし、結果オーライなんだけど、ちょっとびっくりした。（ちなみに車椅子の故障は、フットレストのネジが折れて使えなくなっていた）

３つめ。
母は今回、ショートステイにスマートフォンを持っていった。
「ショートは退屈だから、スマホで遊びたい」
この日のためにデータ専用SIMも買ったのだ。一生懸命に練習をして、だいたい使いこなせるようになった。LINEとグーグル検索とFacebook、アプリでラジオまで聴けるようになった。

だから昨日、ショートへお泊りしている母に、私は何度かLINEを送った。どんな返事がかえってくるだろうと期待しながら。なのに一度も返事はなかった。既読のマークさえつかなかった。ショートから帰ってきた母に
「どうしたの？LINEのやり方がわからなかった？」
と尋ねたら
「スマホがなかった」
と答えた。ないことはないでしょう。ちゃんとバッグに入ってるよ？
「バッグの中にずっと入ったままだったの。『スマホ取って』って職員さんに頼んだんだけど、取ってくれないの。何回もLINEの音が聞こえたから気になってたのに！」

また作話かもしれない。でも本当かもしれない。職員さんは忙しいし、まさか要介護５のお年寄りがスマホを使うなんて本気にしなかったのかもしれない。それに、もしかすると他の荷物にまぎれて小さなスマホが見つからなかっただけかもしれない。

せっかくのスマホを使えなかったことは母も私も哀しかった。なんとか工夫をして車椅子にスマホポケットを付けるか、職員さんにスマホを出してもらえるようにしなければいけない。

どれも些細なことかもしれない。気にするほどではないのだろう。クレームをつけるつもりはもちろんない、けれど。なんだかちょっと、ちょっと・・・愚痴。

本日の猫写真。

母の布団の上にのっちゃってるシシィ。
「重いからどいて！」
と言われると、この顔。