昨日はとっても幸せだった。興奮がまだ体の芯に残っている。みんなで弾いたヴィヴァルディが頭の中にずっと流れている。でも、それはもう「過去の音楽」になってしまった。ちょっと寂しい。
・・・などと、のんきな余韻にひたっている暇はない。今日は病院へ行くのである。
母は両脚に人工関節を入れていて、半年ごとに検査を受けている。最後の検査は5月のはずだったが、たまたま私がダウンしちゃって行けなかった。予約を変更しようと電話をかけるが、つながらない。何度かけても、つながらない。平日12時から4時までしか受け付けてくれないから、いつでも回線が混んでいるのだ。何日か後にようやく通じたが、
「すでに予約日を過ぎているのでお取り直しはできません。再診の日に来てください。月曜の午前限定です」
だって、あんたが出てくれへんかったんやん!
私は電話したのに、つながらなかったんやー!
「規則ですので。月曜に来てください」
えええ…月曜は仕事あるんだけど…。
来てくださいと言いながら、来てほしくないんだろう。患者が多すぎるから。個人病院でもいいと私は思うのだが、母は
「市民病院のT先生じゃないと心配!」
と譲らない。
そうこうするうちに「股関節が痛い」と訴えだしたので、今日、なんとか仕事を休んで市民病院に行ってきた。受付で事情を説明すると
「しばらく間が空いていますので、初診あつかいになります」
と言われた。そりゃそうだ。
紹介状のない初診なんて鬼のように時間がかかると決まっている。
待って。
待って。
待って。
3時間。
疲れ果てた頃にようやく診てもらえた。
レントゲンを撮ったりいろいろ質問されたが、痛みの原因はよくわからなかった。
「骨には異常ないよ。ちゃんとリハビリしいな。痛いんやったら湿布と痛み止め出しとくわ」
原因はわからなかったけど、でも多分、大丈夫かな。
先生は「病は気から」くらい言いたそうな雰囲気だったし、母もさすがに疲れがたまっているのだろうと思う。
そしてやっぱり、遊びに行きたい病なんだろうと思う。
「えっ、明日も明後日もお出かけできないの? 暇やねーいややねー」
とか言ってたから。
ほんとに痛いんだったら、ちょっとは大人しくなると思うんだけど…。
本日の猫写真。
ラッピングされたシシィさん。
花束についてたリボンで遊んでたら、こんがらがったみたい。
コメント
昨日の一部始終、じっくり読ませて頂きました。
演奏を修正しながらの大奮闘、これぞまさしく臨機応変、
お見事です。
お母さまもご満足とのこと、終りよければすべてよしが
ぴったり当てはまりますね。
華やかに立ちのぼったこの日のヴィヴァルディは消えても、
参加なさった皆さんにとって、体験は忘れ得ぬものと
なることでしょう。
骨系の不調は、なかなかに厄介なようです。
大腿骨を折って以降、いろいろと不具合を訴える長姉は原因不明
と診断されるか、加齢もありますからで終りにされがち
なようで、よく愚痴電話をかけてきます。
でも、セカンドでもサードでもほかの病院の見解を訊きに尋ねて
みなさいよ、なんなら付き添うわよ、といくら次姉と私が
説いても行こうとしません。
何なんでしょうね、ああいう態度。
加齢のせい?(笑)
シシイちゃ~ん、クルクル巻いた紐がね、皇妃の髪飾りに
見え・・・なくもないわよ~。
ありがとうございます。
そう、まさしく終わりよければ・・・です。
指揮者の先生には悪いことをしましたが(笑)
母は骨はどうもないみたいなんです。
股関節のあたりが痛いと言ってはいますが、時によって言っていることが変わり…。
右足ばかりに負担がかかってるせいかなあ、左足もちゃんと使えるようにリハビリしなくちゃ、と言う結論でした。
だんだん良くなっているようなのでまあ大丈夫かなと。
お姉さま大変ですね。
>加齢もありますからで終りにされがち
これときどき聞きます。
どんな症状も一言で片付けられちゃうんですよね…
で、違う病院にいったら「骨折れてる」と言われたとか。
お姉さまもうちの母と同じように、知らない病院で知らない医者にかかるのが怖いのかもしれませんね。
>シシイちゃ~ん、クルクル巻いた紐がね、皇妃の髪飾りに
見え・・・なくもないわよ~。
いや、見えない見えない(笑)