自分の人生を楽しむための趣味

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「人生には趣味が必要だ」
と、闘う高齢者の方から教わった話を前に書いた(3/7生きるための闘い)。
「自分を保つために趣味をもちなさい」
と諭されたのだ。

以来ずっと趣味を探している。祖父の看取りをしたときのことを思い出すにつれ、後々のためにも必要なことだと思う。介護と仕事と家事の合間にできる趣味。

条件としては、
・一人でできる
・ちょっとした空き時間にできる
・インドア
・お金がかからない
というところか。

手芸ができたらどんなに良いだろうと思う。よそ様の介護ブログをまわっていると、よく介護の合間に何かを作っている話を見かける。可愛い作品とか、オリジナルの介護用品とか。自分で作れたら楽しいだろうなあって思う。

だけど私は残念ながら、致命的なまでに不器用だ。針と糸を持たせたら血まみれになるし、絵や陶芸は作ってる途中でぶっ壊したくなるし、ジグゾーパズルなんかやらせたらイライラして
「うぎゃー!」
って爆発してしまう(今まで一度も完成させたことがない)。

趣味を探すって意外と難しい。

そう話したら母が
「あんた新しい趣味なんかいらんやん。また何か書けば?」
と言った。

・・・ハッとした。

本末転倒かもしれないけど、私のこれまでの趣味はすべて「文章を書くため」だったといえる。観劇記録を書くために宝塚の舞台に通い、旅行記のネタ集めのために海外旅行をしてきた。おかげさまでたくさんの方に読んで頂けた。

あの頃、文章を書くのは本当に楽しかった。宝塚ブログはいつも何時間もかかって書いていたっけ。旅行記はカフェや宿の狭い個室やバスターミナルで必死に打ち込んでいた。何時間かかろうと、どんな場所であろうと、私が見てきた世界を文字に写すことは楽しい作業だった。それは幸せな、本当に幸せな時間だった。私の文章は間違いなくあの頃の方がずっとおもしろかった。

私の一番の趣味は、文章だった。忘れてた。

・・・また、昔みたいに楽しい文章を。幸せな文章を。皆さまに読んで頂けるようなテーマを見つけていきたいと思います。それこそが「自分の人生を楽しむブログ」なのだから。

本日の猫写真。襲いかかる1秒前のシシィ。

カーテンの陰にサンジ兄ちゃんが隠れているのを発見。うずうずして我慢できませんでした。