銀行マンから介護する人たちにお願い(第8回オヤジの手料理)

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銀行のひとからこんなお願いをされた。

「近頃よく『親を施設に入れたいから、親の定期を解約したい、お金を下ろしたい』と窓口にいらっしゃるんですけど、法的に、ご本人様以外はできないんですよね。『親御さんの委任状を持ってきてください』って頼むと『認知症がすすんでもう字が書けない』とか『意識がなくて』とか」

死んでしまったら相続という形で家族がお金を使えるが、生きている以上、銀行のお金は動かせない。せっかく貯めた老後の資金が使えないのだという。

この種のトラブルは最近とみに増えているようで、

「ご本人様が窓口に来られるか、せめてサインできる状態のうちに、介護する人の口座にお金を移しておいてください!」

切実に頼まれてしまった。

とはいえお金のことだから、誰かひとりの口座に移しちゃうのは、それはそれで問題だと思うし、間違いなく家族内で揉めるだろうし、難しいよね…。

あ、でも、大丈夫か。
我が家には揉めるほどの貯金がなかった!


(春になったから足を温めるやつを片付けようと思ったんだけど、サンジがまだ使うらしい)

さて、本日はオヤジが料理をする日だった。
献立は「肉じゃが」。先月も挑戦してあと一歩のところまで来てた料理だ(第7回オヤジの料理)。

前回はみりんを入れすぎて甘かった。ほぼお菓子だった。今回はなんとか甘さ控えめにしてもらいたい。でも初心者はみんなそうだけど、オヤジ味見をするのが得意じゃない。計量スプーンで量るのも苦手。

どうやったらいいか考えて、私は比率だけをメモに書いておいた。

『醤油:みりん:酒:さとう=1.2:1:1:1、+ダシの素を一振り!』

そしたら・・・

大成功でした!おいしかった!


(糸こんにゃく忘れてる! きぬさやも!)

水の量が少なくてコゲつきそうになり、味もちょっと濃くなっちゃったけど、ぜんぜんいい!
初めてためらいなく
「美味しい!」
って言えたよ!
オヤジよくがんばったー!

コメント

  1. φ(..)メモメモ

    • 介護者の口座に移すというのは難しいかと思いますが、起こり得る問題として覚えておきたいと思います。

  2. 現在、これらに直面しています。
    普通預金であれば、通帳カード、暗証番号、印鑑全て預かっていますから、施設引き落としが足りなければ、下ろして移すが出来ますが、定期にされていると、本人で無ければ解約出来ませんし、本人自筆マイナンバーまで自筆で必要だったりします

    ただ、高齢者取られると思うのか、定期を解約したがりません。
    足りなくなって出すなんて現在の子供世帯は無理ですから、取ったりしないのに、自分で解約行けないのに、全部解約して自分の通帳の普通預金にしておいて欲しいですが、難しいですね

    • やはりそういうことがあるのですね…。
      >ただ、高齢者取られると思うのか、定期を解約したがりません。
      そりゃあそうですよね。
      認知症になってからだと余計に理解できないでしょうし。
      >全部解約して自分の通帳の普通預金
      そう、せめて普通預金なら!
      といいつつ我が家も母の定期に入れちゃってるので、今のうちになんとかしようと考え始めています。

  3. 先日、うちの認知症の父を車椅子に乗せ、母と一緒に銀行に同行して、父の定期預金を解約してきたばかりです。その経緯についてはMyブログに書きましたが、そこに書かなかったことがあります。
    それは、解約した定期預金を父名義のインターネット銀行預金口座(私が父名義で開設をして、管理しています)に振り込み送金しておいたことです。こうすることによって、介護費用の振り込み送金の際に、わざわざ銀行に行って引き出す必要がなくなります。父はあまり歩けなくなったとは言え、銀行にタクシーで乗り付けて、現金を引き出そうとしたことがあるので、まだ用心が必要なのです。父自身の預金をどう使おうと本人の自由とは言え、本人のためになることならかまわないけれども、そこは認知症、何に使ったかわからないうちにあっという間に預金ゼロにしたという前科ありなのです。
    それに、ネットだと定期預金にしておいても、実は簡単に解約して普通預金に移すことができるのです。
    銀行マンが、被介護者の口座に移せと言ったのですか?
    それはちょっと危険だと思います。
    贈与税が課税される恐れがあります。贈与の非課税枠は110万円までです。その範囲までならいいけど、それ以上だと問題です
    相続時精算制度を使えば2500万円まで行けるようだけど、それをするには、きちんと贈与税の申告書を出さなければならず、そう簡単なことではないのです。
    だから、被介護者が元気なうちに定期預金を解約して、本人名義の普通預金に移し、被介護者がキャッシュカードの暗証番号を把握して、必要に応じて現金を引き出す。できれば被介護者がネット銀行で管理できるともっとスムーズです。
    こうしたテクニックは、ブログの本文では書きにくいんですけどね。

    • お父様の定期預金の記事、読ませていただきました。
      そのあとに銀行マンの話を聞いたのでタイムリーだなあと思ったわけです。
      正確にはゆうちょマンなんですけどね。
      もちろん「生前贈与は110万円まで」の話も聞いたんですが長くなるので省いちゃ言いました。
      110万以内に収まるよう、何度かに分けて自動的に振替するシステムがあるようですね。

      >ネットだと定期預金にしておいても、実は簡単に解約して普通預金に移すことができるのです。
      そうなのですか!
      じゃあネットバンクが楽でいいですね。
      たぶん法律上はいろいろと問題はあるでしょうし家族の間で揉めたらいけないので、なるべく元気なうちに話を決めておかなくてはなりませんね…。

      >何に使ったかわからないうちにあっという間に預金ゼロにしたという前科ありなのです。
      これが一番怖い!