オヤジ、日記を書く

スポンサーリンク

急速に衰えていくオヤジをなんとか留めておこうと、朝の散歩を始めた
そしてもう一つ、始めたことがある。
日記を書くことだ。

日記を書くオヤジ

オヤジはもともと言語能力が低い。
話すことも書くことも極端に苦手である。
そのうえに左脳の脳梗塞をやらかしたもんだから、言語野が本当にダメになった。
読むと話すはなんとかできるが、書くとなると自分の名前以外の文字はほとんど書けない。
ひらがなすらも思い出せず、同窓会の出欠ハガキに一言添えるのに2時間かかった

それでも2時間かかってでもオヤジは書いた。
頑張った。
書きたかったのだろう。
じゃあ、そこを伸ばそう。
書くこともリハビリになるに違いない!…知らんけど。

小学生用の漢字ノートを買ってきた。
「あいうえお」から練習させようと思ったのだ。
まずは書くことに慣れてもらおう!
ところが、隣で母が日記を書いてるもんだから。
オヤジも日記がいいと思ったのだろう。(常に高めのハードルから挑戦するタイプ)

うんうん唸って、数十分かけて1行。
しかも読めない。

日記

「13日 今日は朝から(だと思う)」
「15日 TVで福男

あんまり読めないけど、オヤジは頑張っている。
とっても頑張っていると思う。
最近ちょっとやる気が出てきたみたい。
たぶん同窓会へ行くために少しでも良くなろうとしているのだろう。
母がウィーンに行くためのリハビリを頑張ったのと同じように。
オヤジもやっぱりおでかけが最高のリハビリなのだ。
毎日5分でも歩き、1行でも書いてくれたらいいと思う。

ちなみにオヤジは日記に「12月」と書いている。
同窓会が12月だから、楽しみすぎて先月からずーっと12月だと思い込んでいるのだ。
訂正するのも面倒だから、まあ、いいか。

コメント

  1. 初めして、我が家ですか?っておもうほどお父さんと私のおやじ、そっくりです。
    私の父は5年前に背骨骨折、2年前に延髄梗塞、それでもまた家に舞い戻り、なんとか生きています。今年は母が8月に5回救急車に乗りました、コロナ過最大級で
    病院が決まるのが2時間。でも、母もまた舞い戻ってきました。どちらも介護1と要支援2.長女の私が一人で見ています。ヘルパーさんや訪問看護を頼むのは、娘の私が腑抜けのようで嫌でしたが、今はそれがお互いの幸せとヘルパーさんが来てくれているときは、友人と会えるようになりました。うちのおやじも酒、たばこ 競馬が趣味。でも、梗塞で脳が拒否をしたようで今はTVだけがお友達です。でも、来年は絶対に寝たきりになるよっておどし、今は在宅で2回リハビリをしています。本人は嫌々のようですが、しなきゃ私は見ないからと突っぱねました。いつかは終わる介護、自分の体を最優先にすることにしました。こちらのブログ泣き笑いで読ませていただいております。

    • はじめまして!
      我が家よりずいぶん大変そうにお見受けしますが・・・介護度が以外と低いのはかえって大変ですね。
      >ヘルパーさんや訪問看護を頼むのは、娘の私が腑抜けのようで嫌でしたが、
      おお、それは考えたことなかったー!
      在宅介護はなるべく多くの人の目があったほうがいい、と躾けられてきましたw

      オヤジという生き物は本当にどうしようもないですね。
      ばくちが趣味ってもうどうしようもないというか・・・
      うちは競輪と競艇でしたが、今ではデイで麻雀をやらせてもらっているみたいです。
      飴と鞭をなんとか使って、動いてもらうしかないですね。
      お互い適当にがんばりましょう!