介護職だから仕方がないんだけど。
高齢者だから仕方がないんだけど。
訃報って、いつまでも慣れるもんじゃない。
仲のよかった利用者さんが亡くなった。
とてもしっかりした方で、独身を貫いた「シングルの先生」だった。
「人間はね、いくつになっても変われるんですよ」
と教えてくれたっけ。
一昨日も、デイから帰るときは私が運転する車の助手席だった。
「じゃあ次は金曜日に!」
と、元気に手を振って別れたのに。
せっかく3回目のワクチンも打ったのに。
うちのデイでは帰り際に『今日の日はさようなら(作詞作曲・金子詔一)』を歌う。
♪ いつまでも絶えることなく友だちでいよう
で始まる歌だ。
友だちとはちょっと違うけど、長い人生の最後の日々をご一緒できて光栄でした。
♪ 今日の日はさようなら
♪ またあう日まで
で!
ちょっと湿っぽくなってしまいましたが。
ここから本題。
在宅介護家庭の皆さん!
とくに遠距離介護してる皆さん!
近距離でも通い介護の皆さん!
高齢者を1人でお風呂に入らせないで!
ほんとにお風呂は怖いから!
私ヘルパーになってから5年?
その間にお風呂で何人亡くなっただろう?
ケース1:ヘルパーさんが来る前に1人で入っちゃった
ケース2:デイサービスのない日に1人で入っちゃった
ケース3:夜中に1人で入っちゃった
ケース4:足がヨロヨロなのに、なぜかお風呂にたどり着いちゃった
ケース5:認知症じゃないから大丈夫と思ってたけどやっぱり入っちゃった
どんなに介護保険サービスを使っても、お風呂事故は防げないから!
アルソックとか契約してても防げないから!
手すりがあっても防げないから!
たとえ同居でも、深夜にお風呂入ってたら気づかないから!!
「まだ大丈夫」は大丈夫じゃないから!
とりあえず!
1人お風呂は絶対にダメです!
オヤジのためにお風呂に鍵つけようかなと本気で考えてます。
お風呂怖い。
コメント
こんばんは、だださん。
ほんと、お風呂は怖いです。
私の夫もお風呂で亡くなりました。
1月末の寒い日、職場の飲み会でご機嫌で帰ってきて、お風呂に入り、それっきりでした。
66歳でした。
リフォームのために壁を落とした日で、家の中は迷路のように養生シートが張り巡らされていました。
お骨になるのを待つ間、そこがカラオケのステージだと思い込んだ母がはしゃいでいたのを覚えています。
今年が七回忌でした。
もちろん、防げた事故だという悔いはあります。
でも、「急性心臓死」というのは大家族に囲まれて暮らしていても間に合わないこともあります。
夫は浴槽の中で、穏やかに眠っているようでした。
温かく気持ちのいいお湯に浸かって、幸せな瞬間に心臓が止まったのだと思います。
元気なまま、大病に怯えることなく、死の足音を恐れることもなく、心地よい眠りの中で息が止まる。
羨ましいと思います。
今日はとても寒いです。
雪空を見上げながら、天国は暖かくて花盛りなんだろうなと、また羨ましく思いました。
大黒柱を突然失った家族の苦労なんて知りもしないだろうと、腹も立ちましたけれど。
そういえば、かかりつけのドクターが言ってました。
お風呂でポクッは「選ばれた人」だそうです。
ドンマイですよ、だださん!
ありがとうございます。
比較的若くて元気な人でもあるんですね。
しかも家族さんがいてよかったですね。
今はコロナで入院したらつらいことになるようですから、ぽっくり逝けることは幸せなのでしょう。
たしかに選ばれた人ですね。
まだ悲しすぎて、なかなかそこまで到達できてないのですけれど。
お風呂の突然死って防ぐことはできないと思うんです。
ただ高齢者の場合はある程度予測できてしまうので、
「こうなることがわかっていたのに」
「だから1人で入るなと言ったのに」
と思ってしまいます。
今のお風呂は自動で加熱も止まりますけど、それでも発見が遅れるとけっこう大変らしいので、私は発見したくないですね・・・。
こんばんは。
帰る時の「今日の日はさようなら」素敵ですね。
人生の最晩年を、ひととき、共にした仲間…
こんなふうに、人に囲まれて過ごすのも良いですね。
助手席のお友達が、今はもうこの世にいらっしゃらないと思うと
やっぱり寂しいし、生きてる人間って、結局なんなんだろうなあ、と
不思議な気持ちになります。
我が家の父もお風呂で他界しました。
その日に限って、家族がみんな自室でうたた寝してしまったんです…
(介護疲れもあったのですが)
後から考えると、「先に亡くなった(父の)兄の夢を見た」と言ってたそうなので
選ばれしお迎えだったのかも???
お風呂はコワイですけれど… お風呂は天国かもしれませんね。
こんばんは。
うちのデイは皆さん和気あいあいで仲が良いので
「あの人、今日はどうしたの?」
と聞かれるのがつらかったです。
「おやすみなんですよ」
としか答えられませんが…。
そういえば私の曽祖父もお風呂でした。
しかも自宅ではなく知人の家の、リフォームしたばかりの檜風呂でした。
やっぱりお風呂って天国に近いんですねー。