職場のデイの利用者さんたちが待ち焦がれていた「明日」。
おでかけイベントの日だ。
皆さんちょっとおしゃれをして。
いつもよりちょっといい服を着て。
イヤリングなんかつけてきて。
みんなで車にのってカフェへ行き、ランチを食べた。
そしてコーヒーとケーキも。
デザートまでは入らないかなあ、半分に切ろうか・・・という職員の心配もなんのその。
「ケーキ食べるひとー」
と呼びかけると全員が勢いよく
「はーい!」
と手を挙げた。
ぺろりと完食。
「甘いものは別腹!」
みなさんよく笑い、よくしゃべり、よく食べた。
みなさん楽しそうだった。
「やっぱりな、家族と来るんとは、ちょっと違うな」
と仰って。
昨日の記事に書いたKさんも、もちろん。
見たことがないくらいずーっと笑顔。
帰りにお土産を買いに入った店でも
「何を買おうか、何やったら喜ぶかな」
と、にこにこ笑いながら悩み、おかきを2袋も買っていた。
「嫁さんと孫に一つずつ」
と言って。
「楽しかった、また連れてってな」
「また行きたい」
お出かけから帰ったあとも、皆さん口々に繰り返した。
「ケーキだけでもいいから、行こうな」
「ほかの曜日の人もつれていってあげてな」
「季節がかわったら、また行こうな」
「約束やで!」
「ええ、また行きましょう!」
と、私たちは答える。
安請け合いをしているつもりはない。
また行こうと思う。
来月か半年先かはわからないけれど、必ずまた行くだろう。
ただ・・・すでに百歳近い年齢の利用者さんたちにどれくらいの時間が残されているのかはわからない。
約束を果たせるかどうかは神様次第というところ。
それでも、未来にむかって楽しい約束をすることは、幸せなことだから。
また一緒に行けるといいなと思う。
それまで元気にいてほしいなと願う。
たくさんの笑顔を見られたいい一日だった。
コメント
だださん、昨日と今日の記事を書いて下さってありがとう。
心がほっこりして、わたしも明日を楽しみにしようと思いました!
ありがとうございます!
明日は何が起こるかまだ一つも決まっていません。びっくりするほどの幸運が訪れるかも!?
そんな明日を楽しみに、おやすみなさい・・・。
涙脆くなってきている今日この頃。
だださんのブログを読むと優しい温かい
気持ちになり涙が溢れます。
4年前に亡くなった母がお世話になっていた
デイサービスにもだださんのように
優しい職員さんがいたことを思い出しました。
ありがとうございます。
介護職員は基本的に利用者さんが大好きで働いていると思います。
お母さまの通われたデイの職員さんもきっと、お母さまのことが大好きだったんですね。