母と掃除機

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新しい掃除機を買った。
しばらく前から調子が悪かったのだが、とうとう電源が入らなくなった。
そろそろ寿命なんだろうと買い直した。

買ったのは日立のスティック掃除機。
訪問介護の仕事でいろんなお家の掃除機を触ってきたが、その中でもお気に入りのやつ!
コードレスって素晴らしい発明だと思うし、自走式だからなにしろ軽い。
どれくらい使いやすいかっていうと、

片手でスイスイ

母が車椅子に乗って片手で掃除機ができちゃうくらい!
前々から掃除機をかけたがっていた母は大満足である。
「ほら、吸い込むよー!」
と猫たち脅しまくっている。

迷惑そうなサンジ

これで母の「できるこ」とが一つ増えた。

・・・と、思いきや。
そんな簡単にはいかない。

半側空間無視のせいか、それとも何か他の障害のせいか。
同じ所ばっかり掃除をする。
拭き掃除じゃあるまいし、ゴシゴシ掃除機をこすりつけたってキレイにはならない。
「もうそこは済んだでしょう」
と言っても
「まだゴミがある」
ときかない。
車椅子を操作するのは私だから、強引に次へ進もうとするが、母いっぱいまで腕を伸ばして同じところを掃除し続けようとする。
なかなか、しつこい。

「もうそこはキレイになったよ」
と何度くり返しただろう。
最後にはやっぱり
「あああああ、イライラするううう!」
となってしまった。
最近の私はちょっと短気だ。