ぜんぜん大変じゃない

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「大変ね!」
と、よく言われる。
在宅介護してる人はみんなそうだろう。
「え、2人も家で介護してるんかいな、大変やな!」
なんならお医者さんにも言われるくらいだ。
「いいえ、ぜんぜんですよ」
と私は返す。

強がっているわけじゃない。
無理をしているわけでもない。
・・・普通だろう、これくらい。
そう思うから。

何をしんどいと思うか、つらいと思うか、感じ方は人によって違う。
介護に対する耐性は人それぞれだ。
私の場合はまだまだ許容範囲内。

障害者関係の人にはこう言って返すとわかりやすい。
「チョロいもんですよ、U子に比べれば!」
重度重複障害をもつ妹・U子の介護は、ちょっとほんとに大変だった(妹を入所させたときのこと)
そういう介護を身をもって知っているから、ぜんぜん平気。
むしろ子供の頃から複数介護がデフォルトな我が家である。

暴力や暴言や徘徊や異食や便いじり・・・高齢者でも本当に大変な介護は大変さのケタが違うが、うちは両親そろって呆れるくらい穏やかなのだ。
今のところは大変のたの字にもかすらない。
ただ、
「大変なのはこれからだ」
と、いつも思っている。
いつまでも現状維持できるわけじゃないって知っている。
いつ壊れるか分からないからこそ、今の平穏な暮らしを大切にしようと思う。

そういわけで
「大変ね」
と言われたら私はこう答える。
「いいえー、大変なのは家計くらいです」
・・・これはマジなので。

シシィさんの足の裏

本日の猫写真はシシィさんの肉球です。
昨夜、母がショートから帰って来てからというもの、ずーーーっと母のそばを離れません。そんなに寂しかったのかな。