楽譜を読む練習

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私と母の2人バイオリンで一番難しいこと、それは息をあわせて弾くことでもきれいな音を出すことでもない。普通なら一番基本的で一番簡単なこと・・・「楽譜を読む」ことだ。

今の母にとって楽譜を読むことは英文を読むくらい難しいようだ。楽譜を拡大コピーしても、メガネを新調しても、五線がうまく読み取れない。今やってるビバルディのように音符が密集している曲はとくに読みづらい。


(弦によって色付けしてみたけど効果なかった)

そのため私たちの練習は弾くよりも楽譜を読むことに時間を費やす。
「ラシラシラ、ファラシラ・・・」
「レ、だよ」
「レラシラシラ、ソラシラ・・・」
「ミ、だよ」
「ミラシラ・・・」

楽譜を読む練習はすごく退屈だ。母はひっきりなしに間違えるからなかなか進まない。だけど楽譜を読めないことには弾けないから、これは絶対に必要な練習なのだ。

困るのは、母が毎回
「なんでこんな簡単なことができなくなっちゃったのかしら」
と言って落ち込むこと。
「小さい子とおんなじになっちゃった」
・・・まあ、そのうち弾けるようになるよ。シベリウスだって弾けたんだし。
私はそういうしかない。

♪ 春スミレ咲き、春を告げる

今日は午前中とってもあたたかくて、車椅子を押して散歩をするにはちょうどよかった。

シシィが庭の鳥をせつなげに見上げていた。

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