元気に見えるけど慢性腎不全のサンジ。毎日、薬をのんでいる。ちいさな錠剤のカケラを2粒。素直で従順なサンジだけれど、さすがに薬は嫌がる。
今日なんて、袋を破る音を聞きつけて「お薬だ!」と隣の部屋に逃げ込んでしまった。しまったと思ったが、ここで怒ってはいけない。弱虫サンジはすぐに怯えてしまうから。
「サンジー?」
私は普通に呼びかけた。
「そっちに行っちゃうのー?」
サンジは遠くから私の様子を伺っている。
「お薬、のんでくれないの?」
サンジと目があった。私をじーっと見つめている。
じーっと。
じーっと。
そして…。
戻ってきた。
「ごめんなさい」
というように。しぶしぶという顔で、ゆっくりと。
抱き上げると
「うみゃ~ん」
と鳴いた。「やっぱりお薬イヤだよう」と言っているのだろう。でも、薬を飲まされると知っていて、自分から戻ってくるなんて。
「なんて良い子なんだーーー!」
私はサンジをいっぱいいっぱい褒めてやり、それから錠剤を口に押し込んだ。
このあいだから計画していた「ホテルでお泊まりの日」が決まりました。4月18日です。この夜は猫たちだけでお留守番をしてもらうことになります。大丈夫かなー…(シシィが)。
コメント
ほんとうに、サンちゃんは何て賢くて良い子なんでしょう。
じゅわっと来ました。
そのお薬、良く効いているようですから、もしかしたら
すごく苦いのかしら。
ホテル泊、決定したんですね!
姫さまは、たしか初めての完全お留守番ですよね?
ご立腹となったら、どんな狼藉を働くやらと、私も気に
なります。
が、ウワァとなる展開もあったりして、なんて
ちょっぴり想像も。
すみません、まことにすみません。
サンジ、すごいですよね。
お薬を自分からのみにくる子は初めてです。
まあときどきは「ペッ!」としちゃうんですけど。
錠剤を舌の奥に押し込むので、散剤ほどは苦くないと思います。
私たちが家をあけたら、シシィは・・・怒るでしょうねー!
きっとあちこちにオシッコ散らばしていると思います。
今から怖いです(笑)
時間的には一日も空けないつもりですが、どうなることやらです。