このあいだ、ちょっとだけ時間が空いたので両親を散歩に誘ったら、断られた。
せっかくだから私一人で散歩に出た。
気持ちよかったー!
買い物以外で一人で出歩くことなんかめったにないから。
公園のエドヒガンがとてもきれいだった。
今朝も少し時間があったから、また両親を散歩に誘った。
また断られた。
それでまた私一人で散歩に出た。
今日はちょっと冒険をしようと思った。
普段は通らない道を歩いてみよう。
住んでる町の外に出てみよう。
いつも裏道から入る神社の、立派な参道を抜ければ、もうそこは知らない土地だった。
坂道をぐんぐん下って、田んぼを歩いて、別の坂道を上った。
見たこともない溜池と、聞いたこともない城跡を見つけた。
もう長いこと住んでいるのに30分も歩けば知らない所だらけだ。
歩くうちに、どうやって帰ればいいのかわからなくなった。
しっかり迷子である。
ご近所のはずなのに。
歩いてる道がどこへ続くのかわからなくてワクワクした。
初めての村に足を踏み入れたときは、ちょっとした外国人観光客の気分だった。
仕事に遅れそうになって最後は焦ったけど。
なんにも気にせず一人で歩くのって、自由で素敵だと思った。
車椅子を押さなくていい。
杖の人を待たなくてもいい。
階段や砂利道を避けなくてもいい。
自分のペースで歩いてもいい。
鳥の声も、空の色も、いつもと少し違う気がする。
今日もとても楽しかった。
散歩とは、極小サイズの旅のこと。
また時間を見つけてご近所を旅しようと決めた。
帰るとすぐに仕事に行ったので、猫たちが構ってもらえなくて拗ねていた。
コメント
旅行にいきたいなぁと
よく思います。
お散歩=ある種、旅であること
たしかに…ですね。
うちも近所でまだ歩いていないとこ
結構あります。
丁度いい気候ですし…
春の旅、2~3回
企画してみたいと思います♪
たのしみ…
お散歩いいですよね。
知らない道を歩いてワクワクするのはご近所でも外国でも同じでした。
暑さがくるまでの儚い季節。
堪能しましょう!