夫婦でしりとり

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「ご両親が要介護になって・・・大変ねえ」
とよく心配していただくが、我が家の介護は今のところ、介護度の割にはたいしたことがない。
せいぜい下の世話に追われる程度で、いわゆる徘徊もないし暴言や暴力もない。
死にたくなるほど同じ話を繰り返すこともないし、物盗られ妄想もない。
可愛いものである。

なにしろ、私が夕飯の支度をしていると、両親が邪魔手伝ってくれようとするから
「そっち座って、2人でしりとりでもしてて」
と頼むと
「じゃあ、お父さん、しりとりの『り』からね!」
本当にしりとりを始めてしまう素直さである。

オヤジ「り、り、りす!」
母  「すみれ!」
オヤジ「すみれ、すみれ、すみれ、ミミズ!」

・・・なんでミミズ?

詳しくは聞いてなかったが、それでも5分か10分の間にオヤジは『ミミズ』を4回言ったし、母は『ロバ』を2回か3回言った。そうして

母  「テ、テ、テント!」
オヤジ「と、と、と、俊夫さん!」
母  「あっ『ん』で終わった、お父さんの負けー!」

オヤジが自分の名前に『さん』をつけるという、まさかの負け方でしりとりは終わった。
おかげで私は無事に夕飯を作ることができた。
ちょろいもんである。

食事介助をしてほしいにゃんこ

なんだかんだで我が家は今日も平和だ。

コメント

  1. 今日のサンジは、よりいっそう可愛らしいですね😃
    猫を眺めるだけで癒される私・・・

    俊夫さん(笑)、やっぱりお茶目❤️お母さんも可愛らしいし、だださんちには、「かわいい」が溢れています!幸せなことですね。

    • か、かわいいのは猫だけですよ?
      オヤジは昔から天然で、ドラゴンクエストの主人公に「あかさた」って名付けました。」
      今でも従兄弟たちの間でオヤジは「勇者あかさた」と読んでいます。