小学生にほめてもらった

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日曜日。
「今日はなーんにもしたくない」
と怠け者ポーズのシシィさん。」


(全開でお昼寝)

だが、私と母はそうはいかない。怠けてる場合じゃない! 今日はユース・オーケストラの練習日。私たち「2人バイオリン」が初めて子供たちとビバルディを弾く日だ。

母はものすごく気合を入れて弾いた。この一カ月、どんなに練習しても高次脳が邪魔をして楽譜をちゃんと読めなかったのに、今日は完璧だったのだ。

おかげで出来は上々だった。子供たちの練習を邪魔することなく・・・いや、子供たちよりもちょっとは上手に弾けたと思う(私は間違えたけど)。

去年のコンサートでは、私たちは木製の台にバイオリンを設置して弾いた。そのせいか小さな子供たちは「機械でバイオリンを弾いてる!」と勘違いをしていた。

だが今回は、台は無し。進化した2人バイオリンでは、弦を押さえる私の指も、バイオリンを支える私の腕も、よく見えるのだ。そのため子供たちにも2人で弾いていることがちゃんと分かったようだ。小学校中学年くらいの女の子が、まるい瞳をキラキラさせて
「すっごい!」
とほめてくれた。とても嬉しかった。

1時間半の練習の最後に第1楽章を通して弾いた。難しかったけど、テンポを速めて弾くととたんにビバルディらしくなって、すごく格好よく聞こえた。

練習のあと、母はいつもなら疲れてまっすぐ帰宅するところなのに、今日は興奮していたのか「コーヒー飲んでいこう」と言い出した。近所の店でコーヒーと甘いものをつまみながら、私たちはしばしビバルディの余韻に浸った。

課題はまだまだたくさんある。まだ第1楽章しか弾けないし、母は張り切りすぎると逆に変な音を出してしまうし、私のポジション移動は問題ありだ。夏のコンサートまで時間はたっぷりあるから、じっくり練習をしていこうと思う。

コメント

  1. 「すっごい!」に、私も参加させてもらいます。
    「すっごい!」の二乗です。
    コンサートへの強い想いや、長く深くかかわってこられた
    お子さま達と一緒の演奏が、
    お母さまのポジティブなアドレナリンを沸々とたぎらせた
    のかしら、などと素人想像してしまいました。
    コーヒー、ひときわ美味しかったでしょうね。
    今日の記事を拝読したら、そりゃぁやっぱりチイチイ
    パッパは…と思わざるを得ませんでした。

    シシイちゃん、オーストリアの作曲家の作品だったら
    おめめパッチリになる?(笑)

    • ありがとうございます。
      アドレナリン全開すぎて弓がズレまくるくらいでした(笑)。
      子供たちは母の教え子というわけではないのですが、若い人たちからパワーをもらったようです。
      楽器触らせてくれるデイがあったらな~と思います。

  2. 二人バイオリン・・・どういう姿勢で二人重なってやっているのかなぁ~?
    左手で弦を押さえるのをだださんがやり、右手で弓を引くのをお母様がやり・・・をあわせるのって、指揮者がいる時は指揮を見ながら、練習ではどうやって? 
    肩当てはお母様のほうに当てているのかな? 
    想像してみますが、難しそうです。
    いつか動画でも写真でもアップしてくださいね。
    不肖私も、実はバイオリンをかじったことがあるのです。
    高校時代の部活動で習い始め・・・とてもモノになりませんでしたが。
    楽譜もまともには読めない私なのに無謀にも。
    実質2年と短い間でしたが、みんなに加わってバイオリンを演奏していると、音楽になってる~? 良い気持ち、楽しかった。
    練習されているビバルディ・・・聞きましたが、テンポが早いものを二人で演奏するって、すごい。

    そういえば、夫が通っている小規模デイで、一昨年は「ブンネ・メソッド」という音楽をやっていました。1年間だけだけど・・・ ブンネ楽器というのを使ってやっていました。夫は耳が聞こえないのですが、一緒に、楽器とか演奏?していたようですが、それが夫にとって楽しかったのか、どうかはわかりません??(つまらなかったのではないかな?)ブンネ・メソッドについては、ネットで検索すれば出てきます。
    以前、デイで合唱をしたいと言っていた件は、その後、進展なしですか?

    耳の聞こえないうちの夫には、アートセラピーみたいのに参加させてやりたいと思うのですが、そういうのは今のデイではなくて残念。
    一人一人の個性や希望にあった内容を用意するのは、

    • アワキビさんはバイオリン経験者でいらっしゃいましたか!
      えっと、2人バイオリンの合わせ方ですが、阿吽の呼吸です(笑)。
      テンポのゆっくりな曲よりも速い曲のほうが合わせやすいです。
      もちろん指揮者の先生がいるときは、ラストの長音でタメたりするので凝視しますけどね。
      口では説明が難しいので上達したらぜひ見ていただきたいです。

      ブンネ・メソッドとは音楽療法なのですね。いいなー!
      でも聴覚障害の方には…太鼓などはされている方もいらっしゃいますが、これではねえ…。
      そしてブンネ楽器が高価すぎて笑ってしまった…貧乏な施設には買えないです。

      >以前、デイで合唱をしたいと言っていた件は、その後、進展なしですか?
      コーラスの先生がご家族の介護で忙しくなってしまい、立ち消えになったようです。なんというか何処も同じ、ですね。

      施設ではスタッフの数が限られていますし、どうしても集団作業になってしまうんですよね。
      もっといろんな施設があるといいなと思います。