プロの実力

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8月のコンサートまであと一か月ちょっと。私たち「2人バイオリン」の練習にも熱が入る…と、言いたいところなんだけど、昨日まで私が夏風邪でヘバっていたおかげで、今週はぜんぜん練習ができなかった。

数日ぶりでバイオリンをとりだして弾いてみたら、びっくりするほど下手くそになっていた!

母は…
・楽譜を読み間違える
・違う弦をひきまくる
・1、2小節すっとばす

私は…
・音程がとれない
・サードポジションにうまく移れない
・指がもつれる

間違えまくり、音をはずしまくり、止まりまくり! ぜんぜん進まない! 4日間サボっただけでこんな酷いことになるなんて。午後からみんなで練習なのにどうしようと焦った。

ところがだ。午後3時から他のメンバーと集まって、子供たちと一緒に弾き始めると・・・

母ったら、ノーミスなのだ。楽譜もちゃんと読むし、隣の弦も弾かないし、1小節すっとばしたりもしない。どういうわけか、完璧だ。間違えるのは、私だけ!

「おかーさん、ずるいやん。家でははあんなに下手やったのに 」
私が文句をいうと、母はちょっと小馬鹿にしたように笑った。

「これが私の実力です」

もう、ぐうの音も出ない。
片腕になっても、母はプロだった。何十年間も子供たちにバイオリンを教えてきた母なのだから、よりによって子供たちの前で恥をかくわけにはいかない。そんな思いが母の脳みそを刺激し、高次脳障害を押さえ込んでいるのだろう。

くっそー!
負けないぞー!

本日の猫写真。
私たちが動物番組をみて「可愛い♪」と騒いでいると、必ず
「僕は?」
と訊いてくる。

テレビが毛だらけになるからホントやめてほしい。

コメント

  1. プロの長年のキャリアとは、凄いものですねえ。
    会得や体得とは、まさにこのようなケースを指すのだ
    と思いました。
    早くもあと1ヶ月、体調が整ったら、だださんも負けず
    に飛ばしてくださいね。

    サンちゃ~ん、訊くまでもないわよっ。
    なによ、その可愛すぎる表情とテレビ抱っこちゃん。
    今回も、きみの瞳に乾杯!

    • なんでしょう、緊張感があるとちゃんと弾けるんですよ。
      でも私と2人だと今日もぜんぜんダメダメでした…
      私ひとりでは飛ばせないので(笑)

      猫ってとにかく注目を集めたいときはテレビの前に来ますね!
      「見えないじゃないの!」
      と叱られても、してやったりって思うようです。
      どこまでも甘えん坊ですね…

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