ロコさん命名「金曜日のシェフ」ことオヤジが作った今週の一品は、クリームシチュー。
ちゃんと白いよ! 焦がさなかった! えらいえらい! すっごい薄くてしゃばしゃばだったから、私がルウを足したんだけどね。でもちゃんとできてたよ。美味しかった!
それなのにオヤジは不安げで、こんなことを言う。
「これご飯にかけるの?」
シチューだからかけないよ。
「じゃあどうやって食ったらいいか俺、分からん」
いや、スープで食えや!
・・・相変わらずオヤジは意味不明である。
さて、話は変わる。
昔の日記を見ていたら、思い出したことがある。2013年12月、私たちは一家でホテルに泊まりにいった。
母が退院してまだ3カ月の頃。トイレ介助は2人がかりだったし、妄想も出まくり、座位だってそんなに長時間とれなかった頃だ。そんな状態の母と、重度障害の妹と、介護のカの字も分かってなかったオヤジを連れて、無謀にもホテルへお泊まりにいったのだ。・・・思えば無茶をしたものだ。すっごい大変だった!
あのとき泊まったのは関空の空港ホテルだった。オーストラリアから帰国する姪っ子たちに一刻も早く会いたかったから、というのもあるけれど、理由の半分は
「ホテルに泊まりたかったから!」
不安なことがいっぱいあった後だから、それを吹き飛ばすために非日常の空間に身を置くことが必要だった。宿泊した次の朝、モーンニングのビュッフェで妹は笑いっぱなしだった。幸せすぎて笑いが止まらなくなったのだった。
あの笑い声をまた聞きたい。妹を連れてまたホテルに泊まりにいきたい。そんなことを母と話した。妹は観光にはあまり興味がない。褥瘡も完治していないから移動時間も短いほうがいい。近場でいいからホテルに泊まり、朝ご飯を食べて帰りたい。できたら妹をお風呂に入れてあげたい。施設じゃないお風呂に!
当時の母は家以外のトイレなんて使えなかったから、ホテルではずっとオムツだった(妹も)。だからそのときはごく普通のツインの部屋をとった。だけど今はトイレ魔の母のためにバリアフリー・ルームを予約する必要がある。
予算は少ない。時間も少ない。「ただ泊まるだけ」の旅行でいい。たまには妹孝行しなくちゃね。ホテルの朝食ビュッフェが大好きなオヤジにも孝行してあげなくちゃね。おいしい朝ご飯とバリアフリールームのある、ちょっと良いホテル。探してみよう…。
本日の猫写真。
やっとウンチが出て調子がよくなったサンジ君。そろそろまた検査しなくちゃね。
コメント
だださん
おやじ殿 やばくなってきたんじゃ?
〉オヤジは不安げで、こんなことを言う。
〉「これご飯にかけるの?」
〉シチューだからかけないよ。
〉「じゃあどうやって食ったらいいか俺、分からん」
前兆かもです。
これからも安心して暮らしていくために
前向きにとらえて
しれーっと
ホテルに泊まりにいきんしょ
やばい!やばいですねオヤジ!
でも若い頃からずっとこんな調子でヤバいんです(笑)。
オヤジとしては、スプーンでの食べ方が分からない、という意味ではなく
「シチューは汁物だからメインにはなり得ない」
という意味だったようです。
本当にヤバいくらい言語能力に欠けていますので、認知症の初期がきても気づかないかもしれません。
だださん
そーゆーことでしたか
ほっ。
なんじゃこれ?
食べるんか?
いや、飲むんか?
メインのおかずは?
ということですね(笑)
なんか ほっとした🎵
そうなんです、
「メインのおかずがないのに汁物だけどうやって飲むんだ?」
という意味だそうです。誰にも通じないけど(笑)。
安心してください、ただの天然です。
うほっ、シェフ様、長足の進歩!
白いシチューが出来上がったし、もう「どの鍋を…」とは仰らない
のでしょ?(笑)
もうね、私は愛すべきお父さまのファンです。
ものすごくトウの立ったおばんの声援では張り合いがないでしょうが
そこんとこはこらえてつかあさい、とお伝え願います。
ホテル泊、実によいアイディアですね。
お母さまにも妹さんにも負担にならない範囲で、お父さま好みの
ビュッフェサービスがある格好のホテルが見つかりますように。
昨日のシシイちゃんの追っかけは、だださんのファンだからじゃ
ないですか。
なんせ、追っかけ(笑)
鍋は朝出かける前に指定しておきました(笑)。
>もうね、私は愛すべきお父さまのファンです。
オヤジがとっても照れておりますw
ホテル泊、ちょっとよさげな国民宿舎の予定だったんですが、せっかくだから本格的なホテルでもいいかなと思って値段を調べているところです。春くらいには行けるかなあ。
シシィは普段はサンジを追いかけていて、サンジがいないときは私を追いかけています(笑)。