面会禁止の入院生活

スポンサーリンク

昨日、退院したばかりの母。
さっそく今日からデイサービスに行ってもらう。
入院中は清拭だけで、お風呂に入れなかったから。

母によれば、入院中、トイレは一度も使わせてもらえなかったらしい。
介助が大変すぎるからだろう。
「ずっと紙オムツだったよ!」
テレビもほとんど見られなかったらしい。
「リモコンが見つからなかったし、イヤホンも付けられなかったの」
たくさん本を持っていったのに、横になっている時間が長いせいか、あまり読めなかったらしい。

じゃあ、逆に何してたの?
「点滴! 一日中、点滴!」
コロナのせいでなくなったのは面会だけではない。
母の場合、テレビも本も音楽もなくなってしまったのだ。
予想したとおりに。

そんな母の傍らにいてくれたのが、クロちゃんである。
犬のぬいぐるみ。
わりと大きい。
小型の抱き枕みたいな。
3年前のクリスマスプレゼントにもらったもので、孫の梅ちゃんとお揃いだ。

荷物の持ち込みは最小限に、と言われてたけれど、これだけは譲れなかった。
「せん妄が出たときにこれを抱かせたら落ち着きます!」
と言って許可してもらった。

電話ひとつできない母は、入院中、完全に俗世と切り離されてしまう。
不穏に陥らないために、高次脳が悪化しないために、「縋るもの」が必要だ。
母は7年前に脳出血を起こしてからしばらく自分の左手を娘だと思いこんで世話していた。
母に一番必要なのは、可愛がる対象、母性を注ぐ存在なのだと思う。
だから犬のぬいぐるみを持たせた。

案の定、クロちゃんは大活躍したらしい。
病院から電話があったときに看護師さんが
「クロちゃんを抱いて寝ておられます」
と様子を教えてくれた。
母いわく、クロちゃんは寂しいときに話し相手になってくれただけでなく、
「寝返りのときには背中を支えてくれた」
とのことだった。
さすが看護師さんは使い方を心得ておられる。邪魔だっただろうけど。

クロちゃんのおかげか高次脳はほとんど進まなかった。
えげつないほど運動不足なので、しばらくは体力が追いつかないようだが、まあ、じきに戻るだろう。
今日はご飯もそこそこ食べた。

母よりごはんを食べないサンジ。がんばれ。

今は
「テレビってこんなにおもしろいかったのね!」
と感動しながらドラマ『捜査一課長』を見ています。
もうちょっと元気になったら、買い物へつれて行こう。

コメント

  1. お母さんの退院おめでとうございます❤️
    心配されていたよりも、お元気そうで本当に良かったですね!クロちゃんありがとう(笑)
    いつも明るく前向きなお母さん、直ぐに体力も戻りお出かけ出来ますねー😃お父さんもシシィも、さぞ大喜びですね?❗
    サンジ🐈のことが少し心配です。食べてくれるといいなぁ…..

    • ありがとうございます。
      予想よりは元気でしたが、予想よりも回復が遅いですね。
      たかが2週間と思っていましたが重たい2週間となりました。
      サンジはねー、食べないですねー。
      母と2人とも食介ですよ。
      めんどくさー。

タイトルとURLをコピーしました