個人情報を守りたいヘルパー VS 善意の隣人

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腰痛が治った。
だいぶ休んでしまったが、今日から仕事復帰だ!
・・・嬉しいような悲しいような。
家を出るときは夏休みあけの小学生みたいなキモチだった。

けれど利用者さんの顔をみると嬉しくなってしまった。
利用者さんにお会いできるのが嬉しい!
働けることが嬉しい!

1軒おわった。
さあ次だ!

と車に乗り込もうとしたとき
「おたく、介護の人やんね?」
声をかけられた。
駐車場の草刈りをしていたおじさんだ。

そこは集合住宅で、ヘルパーは来客用駐車場をつかってもいいと言われている。
おじさんもそれは知っているみたいで
「何号室のヘルパーさん?」
ときいてくる。
・・・いや、それは個人情報なので言えないんです。
そう答えると
「私はここの自治会長だ。災害時に住民を避難させるためにも知っておく必要がある。何号室だ?」
いや、自治会長だって個人情報は言えないやん?
だからごまかそうとしてみた。
・・・えーと、何号室だったかなあ?

すると、おじさんの顔色が変った!
「なにぃ? 部屋番号もわからないのに行ってるんか? あんたホンマにヘルパーか?」
ものすごい上から目線で怒ってくる。
「部屋番号も言えへん、名前も言えへん、そんなんおかしいやないか!」
だから個人情報は言えないんですってばー!

あんたこそホンマに自治会長か?
と言い返そうとしたとき、ふとおっさんの手元に気がついた。
もってる!
草刈りしてたから当然だけど、もってる!

鎌持ってるおっさんが
「利用者の名前を言わんかー!」
と声を荒げるのは、わりと怖かった。
・・・これ脅迫じゃないの?
こんなのとケンカしても勝てないよー!おまわりさーん!

あとで上司に報告したら、隣近所の結束が固い地域なんだと言われた。
善意の隣人だったわけだ。
はた迷惑である・・・。

寝落ちシシィ。猫は毎日が夏休み

(介護プロというサイトで介護業界おすすめブログとして紹介されました。
介護職か介護家族か、どっちで掲載するか迷われたでしょうが…だめだめ介護士ですみません。)

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