ガイドヘルパーの資格をとった。
同行援護と全身性障害の2つ。
アイマスクをつけて外を歩いたり。
車椅子に乗ってみたり。
介助実践したり。
眠気と戦いながら講義を受けたりした。
一緒に受けた人たちのほとんどは
「仕事に必要な資格じゃないけど、まあ一応」
というスタンスだった。
だが私はちょっと違う。
ガイドヘルパーの正式名称は、移動介護従事者。
障害のある人が外出するのをお手伝いする仕事なのだ。
おでかけリハビリを推進するための資格である!
・・・やっぱり仕事で必要な資格じゃあないんだけどね?
毎日毎日押しまくり、勝手知ったる車椅子だと思ってるど、改めて自分が乗ってみると日差しは暑いし風が冷たい。
歩いてる人が足の裏で感じるだけの凸凹を、全身で感知してしまうから、ほんのわずかな滑り止めさえ10倍くらいガタガタに感じる。
「こりゃ、つんのめったら落ちるわ」
と思った。
母、怖かっただろうなあ・・・ごめんなあ・・・。
研修って、講義もだけど、いろんな事業所の人と出会いがとても勉強になる。
私は同業であるデイサービス勤務の人をみつけていろいろ聞かせてもらった。
でもどこも同じだった。
みんな同じことを言う。
「人手が足りない」
金太郎飴のように、どこを切っても不満しか出てこない!
どこもかしこも人手が足りない。
あまりにも手が回らなくて、利用者さんが放置されてたり、ほとんど虐待みたいになっていたりするところもある。
良心の呵責に耐えかねて、
「資格をとったらよそのデイへ行ける」
という。
でも、そこも同じかもしれない。
人手がないことの一因は、経営状態がよくないからだ。
高齢者デイサービスは、まず儲からない。
恐ろしく儲からない!
規則通りに人員を配置していたら、確実に赤字で、すぐ潰れる。
法令を守らない(守れない)施設もわりと多い。
同系列の病院や共生型の放課後デイで稼いで、高齢者デイの赤字を補填している。
うちもそうだし、どこでもみんなそうだった。
デイサービス単体では存続できない時代。
コロナの影響で閉鎖に追い込まれるのも無理はない。
高齢者デイサービスはどこの事業所にとってもお荷物なのだ・・・。
「それでもね」
話を聞いた介護士たちは、やっぱりみんな同じことを言う。
「今の利用者さんが愛しいから、なかなか離れられないの」
給料が低くても。
無茶振りされまくってても。
この仕事が好きな人たちばかりでした。
困ったものだ・・・。
いろんな人の話を聞いて一番思ったことは、
「うちの事業所、おそろしくホワイトだな!」
人手が足りなくなることはしませんよー。
コメント
おはようございます。
資格取得、おめでとうございます㊗️🎉
講習が必要な資格なんですね。
時間をつくれたことも、その貴重な時間に情報収集なさったことも、素晴らしい。お出かけへの強い意志、旅行できる世になったら、より安全に快適にご家族と旅をしたいお気持ちを感じました。
同行ヘルパーさんが物凄く苦労なさっているブログを他で読んでいます。私はダダさんより年上で病で人様のお世話ができる体ではありません。
デイやヘルパーさんの存在を国や自治体やみんながもっと大事にして、収入も人材も増えるべきだと感じます。
「できる時に、やりたいことをできる」ように、コロナ禍が早く収束しますように。
本番の試験も無事に通過できますように🤞
ありがとうございます。
ガイドヘルパーと呼ばれるものには県のか厚労省のとか何種類かあって、ややこしいです。
ガイドヘルパーには妹がお世話になっていました。
妹はヘルパーさんとお出かけするのが大好きで、生き甲斐だったんです。
騒ぐ子なのでヘルパーさんは本当に大変だったかと思いますがいつも笑顔で接してもらいました。
私は高齢者の方ですが、そういう尊敬するヘルパーさんに少しでも近づけたらと思っています。
国試・・・勉強します・・・(笑)
ガイドヘルパーの資格取得、おめでとうございます!
高齢者デイのお話でしたが、わたしが訪問する難病の方も利用している事業所の一つが10月いっぱいで撤退することになり困っています。
他の事業所を探してご本人も電話をかけていますが、どこも余裕はないそうです。
わたしは居住する市のパーソナルアシスト制度のその方の介助者として訪問していて、わたしたちPAが一時的に埋まらない時間帯に入る予定ですが、PAだけで穴埋めするのは難しく😣
大きなところの系列だから大丈夫かと思ってたんだけれどね…とご利用者さんも嘆いていらっしゃいました。
これだけ定着してきた高齢者デイや訪問介護で採算が取れないなんておかしな話です。。。
ありがとうございます。
難病の事業所も大変なのですか。
「大きなところ」なら大丈夫だと私も思ってましたので、お話を伺ってびっくりです。
大きなところでさダメなんですね。
なんでこんなにどこも苦しいんでしょう。
介護度の低い方や病弱な方がいらっしゃったら、収入が足りず、すぐに赤字になります。
元気で介護度の高い人なんて、そうそういないでしょうに!
システムがおかしいのですよね・・・。