我が家デイサービスのリハビリ

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緊急事態宣言がでてデイサービスを休んでいるので、家でデイみたいなことをしよう!
と、昨日からがんばってみてるんだけど、2日目にして早々に挫折した。

だって!
だって!
朝、起きられなかったんだもん!
なんだか一日眠たくて。
今日は掃除機すらかけられなかった。
明日でいいや。

掃除はサボったが母のリハビリはやった。
手すりを持って立つ練習。
・・・仕事を始めるまではずっと自宅でリハビリしてたんだけど、最近は忙しくて、デイケア任せになっていた。
母は
「PTさんは優しすぎるし、時間も短いから、物足りないのよね」
なんて言う。
それじゃあ今日はビシ!バシ!やってやるぞ!

母が手すりを持って「よっこらしょ」と立ち上がる。
何秒くらい立てるかな?
「12345678・・・!」
母は猛スピードで数え始め、
「18,19,20! ああしんど!」
お尻からドサリと車椅子に落ちた。

たった20秒!
いや、早口だったから10秒くらいか。
短すぎる!
もう一回やろう。
ゆっくりね。
「1,2,3,4,5・・・」
数え始めて、また20になると座ってしまう。
どうしても20秒が限界らしい。
もしかしたら、デイケアでは20秒立つのが目標なのかも。

だが私はそんなの許さない。我が家デイサービスはそんなに甘くない。
「18,19,20」
母が数え終わるよりも早く、
「次は英語で!」
と指示を出す。
いろいろな言語で数えるのが我が家デイのやり方なのだ。
母もそれを思い出したらしく、座るのをやめて、
「ワン、ツー、スリー、フォー」
英語で数えだした。
「エイティーン、ナインティーン、トゥエンティ!」
英語が終わると
「次はイタリア語!」
「ウーノ、ドゥーエ、トレ・・・」
イタリア語で20まで数えると
「最後はドイツ語!」
「アインス、ツヴァイ、ドライ・・・」

もちろん最初はうまくいかなかった。
数えるうちに「しんどい」と座り込んでしまう。
しんどくなりかけた時に、すかさず言語を変えてあげると、また思い出したように顔をあげる。
そのうちだんだん、ノッてくる。

イタリア語はオペラで使う言葉だから、歌うように数える。
ドイツ語は、私とウィーンに行ったとき必死で勉強した言語だから、懐かしみながら数える(ご存知ない方は『おでかけは最高のリハビリ』をどうぞ)。

日本語英語イタリア語ドイツ語で20秒ずつ。
合計で1分以上、立っていた。
「やったー!立てたねー!」
「しんどーーーーーい!」
2人で大きな歓声をあげて。
思い出すのにちょっと時間かかったけど、やればできるな!
これからもできるだけ立たさねば!

朝、めっちゃ吐いてるから心配してたら、ただの食べすぎだったシシィさんの魅惑のボディ

とある奥さんがこぼしていた。
「子供は休校でダンナも私も在宅ワーク。子供だけならまだしも、ダンナがずっと家にいるんだよ。地獄ー!」
外出できないためストレスがたまり、逃げ場のないDVが問題になり始めている。子供だけじゃなく在宅介護でも同じことだろうと思う。

在宅介護中のみなさん。
しんどいけど、この先かなり長そうだから、ゆるゆる、ふんわり、頑張りましょう! 掃除なんか明日でいいよ!

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