このあいだから、モヤモヤしていることがある。デイサービスのレクの題材を探してネットの海をうろうろしていたら、どこかのデイの職員らしき人の言葉を読んでしまったのだ。
正確には覚えていないけれど、だいたいこんな感じ。
「中重度の利用者さんは、小規模のデイサービスには向かない。トイレだの入浴だのに貴重な人手を割かれてしまい、介護度の軽い人たちのお相手をできなくなるから」
がーん…!
うちのことやんか、これ。
めっちゃごめんなさいな気持ちになってしまった。
大きな事業所のほうが重度の利用者さんを多く受け入れているのは、設備もあるしスタッフも多く慣れているからだろう。小さくて人数の少ないデイには、比較的若い人や軽度の人の割合が多い気がする。まあ事業所によるんだけど。
うちの母の場合、身体こそ重度だが、年齢も若く口も頭もそれなりにしっかりしているので、なかなか難しい。2年前までは大きな事業所ばかりに通っていたが、デイがつまらないと言いまくっていた。他の利用者さんはものすごく高齢だったり認知症だったりするので、会話がはずまないし、レクも物足りないのだと。
そこで4カ所利用しているデイサービスのうち、2カ所を小規模のデイに変えた。するとデイに行くのを嫌がる回数はぐっと減った。お喋りもレクも参加できるようになったからだ。母はすごーく楽しんで行っているのだけど、現場の人たちに迷惑だって思われてるのだったら考えちゃうなあ。
ただ・・・
ただね・・・
中重度の利用者さんのほうが、事業所の儲けにはなるはずなんだよ。
介護職員の立場で考えてみよう。
私が働いているのはごく小規模のデイで、今年になってからは軽度の利用者さんばかりになった。だから今はとても楽なんだけど、重度の利用者さんが一人入ってきたら・・・大変かな。たしかに大変だな。手がまわらなくて焦ることもあるだろうな。
でも正直な話。
大きな声で言っちゃいけないんだろうけれども。
両方の立場がわかるからお互いのために言うよ。
利用者さんが良い人だったら、この人のために頑張ろうと思う。家族さんも良い人だったら、もっと頑張ろうと思う。嫌な人だったらやらないってわけじゃないし、やる内容はまったく変わらないけど、心情的にはぜんぜん違うと思う。人間だもん!
普通だったら
「手がかかるから来てほしくない」
なんて愚痴こぼさないよきっと。
よし、頑張って良い家族さんになろう。
母にはもっと可愛がられる利用者さんを目指してもらおう。
連絡帳とかに書いて、いっぱい「ありがとう」を伝えよう!
(口のいびつさが分るサンジの写真。牙が1本ないだけで左右がぜんぜん違うのです)
さて、昨日は母と役所に行きました。
役所の食堂でランチをいただきました。
600円でお安い!
役所の向こう側には桜並木があって、まだまだ蕾は硬いのですが
「今年はどこの花見にいこうか」
と母と相談しました。
「姫路城?」
「大阪の通り抜け!」
「京都のお寺は?」
「宝塚の花の道もいいね」
どこかに行こう。
遊びに行こう。
相談しているだけでも楽しくなってきました。
もうすぐ春が来るのですね!
コメント
>人間だもん!
ほんと、そうですよね。
現場に精通していらっしゃるだださんは、気配り十全
請け合いです。
>もうすぐ春が来るのですね!
ウイ。
だけど予報では、またまた厳しい寒波が来るとか。
もうやだ~。
サンちゃんは、片えくぼなのね。
それもまた、可愛いわ!
その牙は、どうして抜けちゃったんでしょう。
うちの先代は完全な歯なしでしたが、何ともないみたいに
パクパク食べて(飲み込んで)ました。
少なくとも30匹は保護して縁づけた友達の実家から来た
子で、保護時点で歯抜けおじさんだったそう。
生まれつきか、または長い栄養失調期があったか
でしょう(獣医談)
施設側も家族側も、どっちにも気を遣わないといけない感じで…めんどくさいです。
サンジは歯槽膿漏なんですよ。
犬にはよくあるけど猫で犬歯が抜けるのはわりと珍しいって言われました。
体質なんだそうです。
歯がなくてもゴハン、食べられるんですね・・・たくましい。