おでかけできない

「おでかけは最高のリハビリ」がモットーの我が家だが、新型肺炎のせいでそうも言っていられなくなった。身近に感染した人がいなくても、どこでうつされるかわからない。高齢者や基礎疾患のあるひとは不要不急の外出は控えなくてはいけない。

しかし、たとえ肺炎でなくても、ノロやインフルエンザでも、私自身が倒れたら我が家はけっこう大変なことになる。家族が感染病になったらショートステイもさせてもらえないから、高熱だして死にそうになりながらもオムツ交換をしなくちゃいけない・・・って、どこのブラック企業だよ。仕事は休めても介護は休めない！

そこまで重症じゃなくても「風邪をひいたら外に出るな」ということだから、買い物しなくても大丈夫なようにある程度は備えておかなくちゃいけないと思う。カップ麺とか。缶詰とか。冷凍食品とか。ポカリスエットとか。オムツとか。キャットフードとか。お菓子とか。チョコレートとか。アルフォートとか。ポッキーとか。おにぎりせんべいとか。雪の宿とか。ムーンライトとか。アイスクリームとか。太るわ！

まあ、災害の備えもあるから今更なんだけど。
本当に嫌だなあって思う。

当分は母をつれてのおでかけも諦めなくてはいけない。行くとしても、ひとけのない公園のお散歩とか、車から出ないドライブとか、自宅の庭でピクニックとかだろう。

だが実は、近頃の母は家のなかでもかなり楽しめるのだ。
本はなんでも読めるし。
映画も（説明すれば）わかるようになったし。
パソコンにも挑戦するし。
２人バイオリンもまたやりたいし。
一緒にお菓子を作るのもいいな。

「あのね、あのね、お昼寝が一番いいよ！」

うん…まあ、そうなんだけどさ…。

早くおさまって、また「おでかけは最高のリハビリ！」って言いたいなあ。