私が医者に怒鳴られた理由

先日、母を連れていった皮膚科で医者から怒鳴りつけられたことを書いた。（9/12「えらそう？」）
事の発端は７月末だったか。
デイの看護師さんに
「水虫かも」
と言われた近所の皮膚科を受診した。が、
「これは汗疱だ。水虫じゃない。これくらいで病院へ来るな」
と言われて放置していたら膿んでしまった。
そこで駅前の皮膚科にうつってきた。
ところが、なかなか治らない。２週間ほど前に受診したときに私が病名を尋ねると、院長先生は猛烈に怒り出した。数分間にわたって怒鳴りちらされた。まるでヤクザみたいに。

そんなことがあったので、私は皮膚科に行きづらくなってしまった。
そこで翌週はオヤジに行ってもらった。
よく吠える犬は実は怖がりだから、男性には怒鳴りづらいはず。

幸か不幸か、怒鳴りちらした院長は不在だった。
診察してくれたのは代理の若い先生だったという。
若先生は首をひねった。
「もう一ヶ月も治らないのに、どうして薬を変えないんだろう？」
・・・そう！
そうなのだ！
院長先生が出してくれるのはいつも同じ化膿止めだけ。
病気の対策としては
「よく洗って蒸れないように」
と言うばかりだった。
さすがに不満は口にしなかったけど、そろそろデイの看護師さんにも説明しなくちゃいけないから、私は尋ねたのだ。
「病名は何ですか？」
と。

若先生はそれに気づいてくれた。
「薬を変えてみましょう」
とステロイド剤を出してくれた。
そしたら。
みるみる治っていくではないか！
ステロイド剤は怖いっていうけど、やっぱり強い。

言われたとおりまた１週間後に受診した。
こんどもオヤジが行ってくれた。
残念ながらあの院長先生に戻っていた。
オヤジ曰く、
「水虫が見つかった！」
と言われたそうだ。
ドヤ顔で。

水虫。
院長先生だって怒鳴り散らす前には何度も何度も検査して水虫を探していた。
が、見つからなかった。
最初は化膿していたし、水虫って見つかりにくいんだろう。知らんけど。
それがようやく見つかったからドヤ顔なのだ。

でも、えーと、水虫ってステロイドが効くの？
というか本当に水虫なの？
もしかして若先生の処方を否定したいだけじゃないの？
怒鳴り散らされた私としては素直に信じていいのかわからない。
これで効かなければ今度こそ病院を変えようか。
それとも若先生の診察日をしらべて行こうか。

院長があのとき私を怒鳴りつけたのは、母が言い当てたように
「自分の診断に自信がもてないから」
だったのだろう。
原因がわからなくて困っている時に私が病名を尋ねたものだから、痛いところを突かれて逆ギレしたのだ。
なんて器の小さな男だろう。
でも人間は大抵そんなもんだ。
まあ、怒られた要因が判明したことだけはよかった。

本日の猫写真。平和そのもののサンジ君。

サンジのかかりつけの獣医さんはとってもいい人だ。なにしろサンジを保護する前から相談にのってくれていた（無料）。アジャリの時には
「嫌がる子を無理に病院につれてこなくっていいよ。もうおトシだし、治療を嫌がるのは、それが自然のことで、寿命というものなんだと僕は思います」
と言ってくれた。
あのお医者さんに私も診てもらいたいくらいだ。

台風が来ています。
皆様、お気をつけて！