介護が楽しい、という「きれいごと」

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「私はあなたのように楽しめない。
介護が楽しいだなんてきれいごと」

と言われたことがある。
まあそうだろうなあと思う。

まず「介護が楽しい」という言葉には違和感がある。
介護「が」楽しいのではなく、介護「を」楽しむ。

だって介護というものは、家族が健康であれば必要ないのだから、やらないで済むにこしたことはない。母だって介護されたくないにきまっている。でもやるしかない。やらなくちゃいけない。こうなったら積極的に楽しもうじゃないかって思う。嫌々やるのは、しんどい。結果、介護してるけど今の生活は楽しいっていうだけだ。

「頑張らなくていいよ」
という言葉は、苦手だ。
頑張ってる自分を否定された気持ちになるから。
こんな頑張ってるんだからわかってよ、逆にほめてよ!って思う。

頑張ってない人なんかいない。
介護してても、してなくても。
人はみんな頑張ってる。
・・・そうは見えないかもしれないけど。

私は頑張って自分の人生を立て直そうとしている。
介護生活を楽しみ、人生を楽しむ努力をしている。
なんとか稼げるように。
なんとか健康でいられるように。
共依存にならないように。
それでもたくさん楽しめるように。
山あり谷あり。
泣いたり笑ったり。
楽しいからって怠けてるつもりはない。

話を戻すと、私にとって在宅介護はただ、家族と一緒に過ごすこと、ごく普通の生活ことだ。
つまり
「介護を楽しむ」=「生活を楽しむ」
にすぎない。
きれいごとでもなんでもなくて、ごく普通の願いだったりするのだ。

だから。
介護は百人百様。
私は私。
あなたはあなた。
みんな事情が違うから。
「あるべき姿」なんかないと思うのです。

本日の猫写真。


(洗濯物?ぼくの体の下にあるよ)

考えてみれば・・・介護してない生活を、私はほとんど知りません。
一人暮らしにとっても憧れます。
でもきっと寂しいな。

コメント

  1. こんばんは。
    介護を楽しむ、その通りです。
    嫌々やる介護だから、罵倒したり、虐待したり、悲しい事件が起こる。

    人生生きれば、常に当たり前なこと。
    自分も年を重ねたら同じになる。
    しかし、介護を頼める環境にいない。

    刹那的に今を、思い切り母と、喜怒哀楽し、笑いの絶えない毎日を過ごすようにしています。

    だださをは、お一人でも、楽しむことを大切にされて、素敵です。
    お身体ご自愛くださいませ。

    失礼しました。

    • こんばんは。
      介護であれ何であれ、楽しんだもの勝ちですよね!
      まあ私も妹が一晩中雄叫びをあげているときは、どう頑張っても楽しめなかったりします。
      だから施設に入れたのですが。

      過去を恋しがっても戻れないし、将来を憂いても意味がないので、今が大事なんですよね。
      たくさん笑って、たくさん楽しみましょう。
      お互い体には気をつけましょうね!

  2. 欅ダネ!小倉智昭司会とか?

    • ごめんなさい、ちょっとわからないです。

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