一人暮らし高齢者の生活保護について

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親戚に、

・独身
・高齢
・ほぼ一文無し

という人がいる。
元気なうちはバイトもしていたらしいが、病気になって、いよいよ働けなくなった。
それで
「この先どうするんだ?」
「どうやったら生きていけるのか?」
という問題が発生した。

親戚はみんな高齢だったり介護中だったり貧乏だったりするので、もう一人養う余力などない。
要介護3もないから施設には入れない。
それで役所に行って、最終手段の「生活保護」がどういうものか、教えてもらってきた。

ざっくり説明すると、

「最低限度の生活を送るために必要な『最低生活費』を支給します。
 この方の場合、家賃上限4万円と、生活費8万円、合計12万円です(神戸市)」

12万!
私の給料より多いやんけ!

しかも!

「医療・介護にかかる自己負担はありません(保険の範囲内に限る)」

まじかーー!!!!
我が家の医療費と介護費、ものすごいぞ!?

ほかにもいろいろ減免制度があるみたい。
噂には聞いてたけどさ。
すごいね、生活保護。手厚いね。
なんだかショックを受けてしまいました。

お役人さんは、土地や車などは持てないこと、保険には入れないことなど数々の制約を話し、
「まずはご親族の援助をお願いすることになります」
と言った。
・・・ご親族?
ああ、ウチか。
「でも、ウチもこういう感じなので」
私が答えると、お役人さんは、車椅子でぐったりしている母と、私のボロボロの服を眺めて
「現況を伺いつつ、お願いすることになります、形だけでも」
と言った。
ついでに確認しておこう。
・・・甥や姪に扶養義務はないですよね?
「ないです!」
そこだけ断言された。
だいぶ同情されてる気配を感じた。

でもなあ・・・。
生活保護ってそう簡単にもらえないと思うし・・・。
そう簡単に使っちゃいけないものだとも思うし・・・。

申請するかどうかは分かりませんが。
ちょっと勉強になりました。

一人暮らしで食い詰める高齢者。
こういう人は、増えているのだろうなあと思う。
かくいう私も独身だ。
いつかは必ず、この親戚と同じ末路をたどることになる。
一人暮らしの高齢者に。
だから、なるべく社会に負担をかけないように、蓄えておきたいものだと思う。
もっと働かなくっちゃ!
給料なかなか増えへんねんけどな!

本日の猫写真。
書類の上が好きなサンジ君。
仕事が進まん…。

シシィさんは、とてもじゃないけど写真に撮れないほど汚いところで寝ています。