寂しすぎて体調不良…

サンジが朝から元気がありません。しょんぼりして寝てばかり。食欲はあるのですが、薬は吐いてしまった。

子供たちがいなくなったせいかなあ…
寂しすぎてストレスかかって腎臓病が悪化したのかなあ…
明日ちょっと様子をみて、ダメなら日曜に病院につれて行こうと思う。

もう一人困っちゃうのが、母だ。昨夜はなかなか眠れなかったらしい。
「だって隣のベッドがぽっかり空いて、誰もいないんだもん」
と、子供たちのことを思いだすと軽い不穏に陥り、
「おじいちゃんもね、寂しい寂しいって言ってるよ」
10年以上前に死んだ祖父の話が生きているかのように話しだす始末。
「そっかあ、おじいちゃんもそう言ってるのかあ」
てきとうに話を合わせながら、もしかしたら幽霊が慰めに来てくれたのかもしれないなと思った。

それで、つい
「おじいちゃんは今どこにいる？」
と訊いてみると、母はごく普通の口調で
「さっきそのへんをうろうろ歩いてはったよ」
と目で探していた。見つからないことを祈った。

母は『リング』をみて「貞子コワイ！」とかいうけれど、母の妄想話のほうがずっと怖いです。
まあこの妄想も、映画にでも連れていけばたぶん治まるだろう。

シシィは朝一番に
「ねえ！子供たちがいないんだけど！」
ものすごい口調でミャーミャー訴えてきた。夜のうちに帰ってくると思っていたのだろうか。そのあと家中をしらべてまわり、トイレとか押し入れの中までチェックして、子供たちがどこにも隠れてないことを確認したら、大人しくなった。なんだか可哀想だったので、またたび入りのおもちゃを買ってあげた。