最後の夜

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今日の我が家は混乱していた。
家じゅうに子供の服やおもちゃが散乱している。
大きなスーツケースがすべて開けられ、荷物がどんどん詰め込まれていく。
あふれた荷物は段ボールに詰め込まれる。

妹一家が帰り支度をしているのだ。家族4人、100キロ超の荷物を持って帰るらしく、それはもうハンパない量である。妹は家中を駈けずりまわって荷造りに励み、子供たちは
「明日になったらサリー(犬)に会えるね!」
「ダディもだよ」
「でも帰りたくないなあ」
などと話している。

そして・・・猫たちは。
明日から子供たちがいなるのだと、どこまでわかっているのだろうか。2匹とも落ち着かず、
「なんだか知らないけど大変たいへん!」
とばかりに子供たちを追いかけ走り回っていた。

やっと静かになったなと思ったら、梅ちゃんが
「ねえ見て、自分で入ったの!わたしのベイビィよ」
と抱きかかえて持ってきた。


(赤ちゃんシシィ)

最後の夜はまたホラー大会です。真ん中に猫をかこんでいるし、母が
「これから貞子が発掘されるの?」
とか、ちょくちょくボケをかましてくれるので、ちっとも怖くありませんが…。

夜中にみんなホラーを見ながらお菓子ポリポリ食べる幸せもこれで最後。
妹は
「スーツケースには重量制限があるけど、人間には体重制限がない。あるだけぜんぶ食べて帰る!」
と頑張っています。

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