「テレビが壊れた」と言ったら喜ばれた話

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先月、レコーダーが壊れた。録画もできないしDVDも見られない。すごく悲しかった(11/12「ちょっとだけ泣きたい」)。

そのことを職場(デイサービス)でちらっと話したら、間違って伝わってしまったらしい。利用者さんたちの間で

「あんたのとこテレビ壊れてんて!?」

という話になっていた。

「可哀想になー!」

同情してくれているのかと思ったら、そうでもない。

「この年の瀬にテレビもないんかいな! ハハハ!」
「年末は特別な番組とかいっぱいあるのになあ」
「紅白も見られへんの、気の毒に」
「へええええ、あんた紅白みられへんのか、ワハハハ!」

むしろ大喜びである。爆笑である。

テレビは見られるんだけど、まあ皆さんが楽しそうにしてはるので、
「そうなんですよ、●●さんの家に紅白見に行っちゃおうかなあ」
とか言っておく。
「テレビくらい買いなはれ」
と言われれば
「お給料が少なくて買えないんですよ。☓☓さん、クリマスマス・プレゼントに買ってくださいよ」
「ほんなもん買えるかいなー!」

他人の不幸は蜜の味で利用者さんはみんな大喜びで笑っている。盛り上がるのなら笑えるのなら、多少の誇張はかまわない。自虐上等、笑ってナンボ、それが関西人である。レコーダーが壊れた甲斐もあるというものだ。


(遊び疲れてぐったりサンジ)

デイに来る利用者さんの中には、一人暮らしで寂しい思いをしている方も多い。
「家に帰っても待ってるのはテレビだけ」
「話し相手はテレビだけ」
とおっしゃる方に
「うちにはテレビもありません!」
という話は「テレビがあるだけ私はまだマシ」と喜ばれたのかもしれない。

ネタにできたのは良かったけど…やっぱり不便だからレコーダーほしいなあ…買わなくちゃ…

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