車椅子で行くUSJの話

スポンサーリンク

昨日のUSJ(10/25『母70才、ゾンビを撃退。ハロウィンを満喫する』)のつづき。

ハロウィンのUSJはそりゃもう凄い人混みだったけど、思ったよりは歩きやすかった。すべての店舗はバリアフリーだし、たぶん全てのトイレに車椅子用があるし。それに何より、たくさんの人たちに助けられたからだ。スタッフはもちろん周りのお客さんもすごく親切だった。

大混雑の中、身障者用トイレにたどり着けないでいると
「車いす用、あっちにあったと思うよ、見てきてあげる!」
「通してあげて!」
と誘導してくれたのは、トイレの列にならんでいた女性たちだった。
ショーが始まるのを待っていると
「ここ、代わりましょう」
と、見やすい場所を譲ってくれた女の子もいた。
スロープがうまく上れないで手こずっているとき、すかさず手を貸してくれたのは中国人(か台湾人か香港人)の青年だった。
出会う人みんなが優しくしてくれた。

車椅子ユーザーの姿も頻繁に見かけた。

介護施設から来たのか、かなりの高齢者が車椅子をずらーっと並べてパレードを見ていたし、90才くらいのおばあちゃんは車椅子のひざに抱えきれないほどのお土産を買いこんでいた。障害のある女の子はバギーの上から魔法の杖をふりまわして魔法をかけていた。

ストレッチャーみたいな車椅子に乗っている男の子もいた。母親と2人きりで、でも慣れた様子に見えたから、たぶん地元の子なんだろう。きっとここが大好きで何度も来ているんだろうなと想像した。たとえ座ることができなくても、ホグスミード村を見上げることはできるし、楽しい音楽や歓声や、パレードの紙吹雪は味わえる。車椅子でもストレッチャーでも、普通の子供と同じように楽しむことができるだろう。うちの妹もそうだった(今は発作を起こすから連れてこれないけど)。

車椅子でも、アトラクションに乗れなくても、USJは楽しい夢の国なんだ。

昨日、助けてくださった皆さん、ありがとうございました!

本日の猫写真。

「虫さんがいるのニャ!」

窓の外ですけどねー。