正月が怖い

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昨日、施設入所中の妹が帰ってきていた。傾聴の講座を受けたばかりだった私はちょっとヤル気になって、今夜は妹の話をしっかり聴こうと思った。
「朝までたっぷり話ができる」
とかブログに書いた。

甘かった。

ミルクティーを立て続けに3杯飲んじゃったせいか、昨夜の妹はおそろしくテンションが高かった。夜7時から翌朝の9時まで一睡もせず『世界ふしぎ発見!』の録画を13本見つづけ、一晩中ぶっとおしで・・・ワガママを言い続けた。

家族がずっとそばに張り付いて世話をやかないと大声をあげる。1分でも姿が見えなくなると金切り声をあげる。まるで奴隷を侍らす王様だ。夜の間、会話らしい会話なんかなかった。
「音楽を変えろ(1分おき)」
「オムツを変えろ(出てない)」
「体位交換をしろ」
「お茶!(でも飲まない)」
「早く!」
妹はただただ命令しつづけるだけ。傾聴もクソもないわー。

夜が明ける頃にはヘトヘトだった。
それで思わず考えた。
・・・年末年始どうしよう、と。

クリスマスと年末年始には妹を帰宅させることにしている。一泊か二泊だけど、正月くらい家族みんなで過ごそうと。

でも私は毎年、このタイミングで体を壊す。前回は腰痛とノロウィルスにやられた。まったく声がでなくなった年もあった。原因はストレスだと思う。年末年始というやつはそれでなくても大変なのに、妹が帰宅するとしっちゃかめっちゃかで、食べることも休むこともろくにできない。過労で倒れちゃうようなものだ。クリスマスも正月も、楽しむ余裕なんてなくて
「全部なくなれ!」
と、本気で呪ってる。
・・・そういう人はけっこう多いんじゃないかな。

『正月は家族みんなで過ごしましょう』
あたりまえのように、そしてそれが義務であるかのように世間は言うけれど。もちろん妹は帰宅したいに決まっているけれど。
でも、私は?
体を壊すことをわかっていて、やらなくちゃいけないのだろうか?
家族全員そろって過ごすことが大切なら、正月じゃなくても別にいいかなとも思う。

本日の猫写真。

クッションをふみふみする施すサンジ君。

コメント

  1. 部外者が言うのも気が引けるのですが、

    >体を壊すことをわかっていて、やらなくちゃいけないのだろうか?
    そんなことありませんよ。
    長丁場ですもん。
    もし、大黒柱のだださんが倒れてしまったら?
    答は明白ですよね。

    >家族全員そろって過ごすことが大切なら、正月じゃなくても別にいいかなとも思う。
    それ、すごくいい考えですね。
    妹さんが施設に入るまでのダブル介護も現在の時々ダブル介護も、すでに平常
    と著しく異なる生活なのですから、世間のスケジュールに合わせることは
    ないと、こちらも私は強く思います。

    だださん、罪悪感について仰ることがありますが
    それでも、お願いします。
    できる限りのご自愛を、どうかお忘れなきよう。

    • ありがとうございます。
      >もし、大黒柱のだださんが倒れてしまったら?
      >答は明白ですよね
      そうなんですよ、みんな大変なんです(笑)
      今年の正月も、オヤジは仕事休まなくちゃいけなくなるし、私も職場に迷惑かけるし、母は途方にくれるしで大変でした・・・
      あのときよりずっと仕事量が増えているのでますます穴を開けると申し訳ないし・・・
      どんなに説明しても妹にはそれを理解する能力がありません。
      とにかく夜がキツすぎるので正月前後に何度か日帰りさせようかと今から考えています。
      日帰りは日帰りで往復するのが大変なんですが(笑)、なんとか妹も楽しめるように、考えていきたいと思います。

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