ちょっとよくわからないことがあった。
ヘルパーの仕事でマンションの8階の部屋を訪れた時のこと。
「遅刻しそうーーー!」
エレベーターを降りた私は走って走ってギリギリで間に合った。
「こんにちはー!」
開いていたドアに飛び込んだら、玄関にいたおばあちゃんが
「えっ?」
首をかしげた。
どういうわけか隣室のおばさんまでもが玄関を覗きこんで
「あれ?」
首をかしげている。
なんだこの雰囲気は?
「ヘルパーさん、なんで後ろに居るの? あんた今さっき入ってきたやろ?」
・・・はい?
おばあちゃんはヘルパーの訪問をいつも楽しみにしてくれている。今日も私が来るのを玄関先で待っていたそうだ。すると、ちょうどお隣さんが掃除をしに出てきたので、2人でおしゃべりしていた。そしたら、黒い影が横切った。開け放しのドアを、人影がすーっと入っていくのが見えた。お隣さんもその影を見て
「ヘルパーさんが来はったね」
と言いったのだ。
おばあちゃんは私を追って部屋に入った、その直後に私が走ってきたものだから
「なんで後ろから来るの?」
おばあちゃんもお隣さんもびっくり仰天、というわけだった。
「今、部屋に入っていったのは誰!?」
「もしかして泥棒?」
怖がるおばあちゃんと一緒に部屋中を探した。風呂、トイレ、押入れ、納戸、天袋、ベランダ。小さな部屋だからすぐに調べ終わったけど、どこにも誰も隠れてなんかいなかった。
よくよく話を聞いてみると、はっきり見たわけではないらしい。
「黒っぽい影みたいなもの」
が部屋に入っていった気がする、と。
二人揃って気のせいか?
見間違いか?
それとも・・・?
「遅刻しそうで慌ててたから『早く行かなくちゃ!』っていう私の『気』だけ先に来ちゃったんですよ!」
そんなことを言って笑いとばしておいた。
このマンションは、以前、ドッペルケンガーみたいな双子を見たのと同じマンションである。なんかヤだなあ。
・・・本日の猫写真。
空きの日の陽なたぼっこ。
コメント
ドッペルゲンガーは一卵性双生児、うむぅ、どうなんでしょうね。
顔立ち、服装、持ち物がそっくりってことはいくらでもある
でしょうけど、メール打つ時間帯まで一緒なんて。
たまたまなら、ありかな?
それとも、2人で交信してた?
>なんかヤだなあ。
ホラー小説まとめ読みオッケーのだだささんでも、ヤですか。
私は怖がらせ度が低い少数の作品以外、ホラーは苦手の腰抜けなん
ですが、言っちゃっていいかしら。
「ローズマリーの赤ちゃん」のマンション、いかにもな雰囲気のあれ
を思い出してしまいました。
おばあちゃんもお隣さんも同族で、なぁ~んて、アホによる白昼の
妄想で~す。
こうやって改めて見ると、サンちゃんの衣装もシシイちゃんの衣装
も秋色ですね(笑)
「ローズマリーの赤ちゃん」知らないんですが怖そうですね!
「墓地を見下ろす家」もマンションを舞台にしたホラーで、そこそこおもしろかったですよー。
でもホラーはあくまでもファンタジー。
現実ではイヤだな(笑)
実際には何も害はなく、おばあちゃん家のも泥棒じゃなくてよかったです。
まあきっと見間違いですよ!
>こうやって改めて見ると、サンちゃんの衣装もシシイちゃんの衣装
も秋色ですね(笑)
サンジは銀杏のような落ち葉色ですね。
シシィは…濡れ落ち葉色かも…。