超ポジティブ妄想、もしくは幻想のプラシーボ

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母の腫れあがった唇は、今朝はもうかなり落ち着いた状態になっていた。相変わらずのタラコっぷりだけど膿も出ていないし大丈夫そうだ。

今日は病院に行く日だけど、皮膚科に行くのはやめて、主治医の先生にいつもの薬をもらうだけにしよう。

私は仕事があるので、病院にはオヤジが付き添った。主治医の先生(内科)は母の唇をみて
「もう治りかけてるね」
と言って終わりだったそうだ。母にはこれが不満だったらしい。
「塗り薬の一つも出してくれないのって不親切やんかー!」
とプンプン怒っていた。だって内科だし、治りかけてるから薬も要らないだろ・・・。

だが数時間すると母の言うことが変わってきた。

「どうしても納得がいかないから、病院に引き返して『やっぱり薬ください』って言いに行ったの。そしたら受付で薬をもらえた」

その後さらに変化して

「先生が『えらいスンマセン』って、おずおずと薬塗ってくれはった」

もちろん、そんなことはあり得ない。妄想である。母は「こうなったらいいな」と想像したことを実際にあったと信じこむ。周りの人までそれを信じちゃうから面倒くさいんだけど、ご機嫌な妄想だからまあいいかって思ってる。

妄想で薬をぬってもらった唇は、ほんの少し腫れが引いたように思う。
「昨日よりご飯が食べやすくなったよ。薬が効いてきたみたい」
と母は喜んでいる。
・・・これもプラシーボ効果っていうのだろうか。

本日の猫写真。朝からケンカしてふて寝のシシィさん。

悪さをしたので叱ったら
「何よ!何が悪いのよ!」
って、ものすごく言い返してくるんです。実際には
「ニャニャ!ニャニャニャー!」
なのだけど。口ばっかり達者になるのは人間の女の子と同じだなあ…。

コメント

  1. だださんこんばんはー!
    うわ、ポジティブ妄想なんて超うらやましいわあ。
    うちの父の妄想はネガティブ100%ですよー。
    だいたい夢と混同してるのが多いし。
    体しんどいから悪い夢見るんやなぁと言ったら最近はちょっと落ち着く・・・時もあります。(笑)
    介護には仲間が必要というお話、わたしもそう思います。父が退院してまだ数か月の頃、だださんのブログを見つけてどれだけ嬉しかったか!っていうかじぶんの体験と重なるところもあって、びーびー泣きながら読んでたんですけどね。

    • こんにちはー!
      母は昔からネガティブなことは口にしない人だったのでそのせいかもしれません。
      夢と混同することもありますが、それも楽しい夢ばかりですね・・・。
      ただ今朝になっても
      「薬をもらったはずなのに見つからない!」
      と言い張るので少々面倒くさいです(笑)
      妄想を否定したら傷ついちゃうので
      「薬は1回分しかくれなかったら、使い切ってしまった」
      と言っておきました。いまひとつ納得できない様子でしたが…。

      自分と同じものを抱えている仲間がいると心強いですよね。
      高次脳の方って周りにあまりいらっしゃらないので、私も嬉しいです。
      お互い頑張りつつ楽しみましょうね!

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