リフォーム工事に怯えるシシィ

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ついにリフォーム工事が始まった。
初日は浴室を取り壊すという。
心配なのは猫たちのことだ。
工事の音や器具や職人さんたちの匂い、何が起こっているのかわからないことで、大きなストレスがかかるだろう。

それで母に
「猫たちをよろしくね」
と頼んで出かけていった。
・・・今日は朝から健康診断なのだ。
心電図とか受けてる間に工事が始まってしまう。
猫たちは、浴室から一番遠い母の部屋に閉じ込めておくし、私も1時間ほどで帰る予定だけれど。
本当に間が悪い。

帰宅すると、すでに浴室のカベをバリバリ剥がしている音がした。
ものすごいドリル音である。
「サンジ! シシィ! 大丈夫?」
呼びながら家に駆け込むと、
「だいじょぶ!」
サンジが平気な顔で出迎えてくれた。

ところが一方・・・シシィさんがいない。
どこにもいない!
行方不明!
っていうわけじゃなく、隠れているんだろう。
怖いことがあると猫は隠れてしまうから。
シシィ! と名前を呼ぶと、
「・・・ミィ」
かすかな返事が聞こえる。
どこにいるの!?」
「・・・ミミィ」
わかんないよ、どこよ、出てきて!?」
「ミミミィ」

見つけた

本の中に隠れていた。
小刻みに震えている。
ごめんね、留守をして。
怖かったね。

そのあとはずーっと一緒に過ごした。
ずーっと抱っこして、なでて。
滅多にあげないちゅーるを2本もあげた。
おかげですぐに震えは止まったし、職人さんの休憩時間を狙って、シシィもごはんとトイレを済ませることができた。

「大丈夫だよ」とサンジ兄ちゃんに励まされるシシィ

サンジは「うるさいな」くらいの感じで、騒音の中でもへっちゃらで昼寝していた。
強いんだか、鈍いんだか。

うとうとサンジ

シシィさんは昼の間は一睡もできなかった。
明日と明後日はオヤジしか家にいてあげられない。
大丈夫かなあ・・・。

コメント

  1. こんばんは。
    サンジ兄さん、頼もしい落ち着きぶりですね。
    いつもと逆に明日はシシィ姫を安心させてくれるでしょう。シシィ姫1匹のお留守番でなくて良かったですね。
    心配で健診の心電図が飛び跳ねなかったかしら。
    使いやすい家が早く仕上がりますように🤞

    • サンジはさすがに長生きしてるだけあって図太いですね。
      地震のときもそうでしたが、どっしり構えてるサンジを見るとシシィも落ち着くようです。
      でも同じ部屋にはいてくれないので、結局シシィひとりぼっちなんですよ(笑)
      新しいお風呂ができたらできたで、猫たちはまた大騒ぎで探検することでしょう。

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