サンジとシシィ、2匹そろって病院へ

スポンサーリンク

本日も動物病院通いは続きます。今日は朝一番にシシィをキャリーに詰め込み、サンジを洗濯ネットに入れて、動物病院へ行きました。

シシィはいよいよ避妊手術に挑みます。大人の階段を上がるのです。実をいうと「絶飲・絶食」を申し渡されていたので私は朝から必死でした。台所を荒らされないように完璧に片付け、サンジのいる部屋にはフードがあるので入らないようにガードをします。

「なんでゴハンくれないのよー!」

怒り狂って破壊の女神と化したシシィはすさまじく暴れまわり、人間よりも大きな電気スタンドとか、重たい木製の譜面台をなぎ倒しておりました。パワフル!

腎臓をやられたサンジは相変わらずしょんぼと病院に向かいました。でも検査の結果、数値はずいぶん改善していることが分かったんです。点滴が効いているのでしょう。お薬も錠剤に変えてもらうことができたので一安心。
「あとはどうにか、ごはんとお水を摂ってくれたら良いんですけどね…」

シシィは避妊手術のため、キャリーごと預けて帰りました。手術は日帰りで、夕方にはお家に帰れます。「じゃあ先生よろしくお願いします」と帰り際、

「あたしも帰るーーー! 置いてかないでにゃああああああ!」

シシィさんの雄たけびが遠くから聞こえてきました。暴れん坊でごめんなさい…。

で。家に帰ってくると。
「シシィは? シシィは置いてきたの?」
サンジが玄関で何度も後ろを振り返っていました。キョロキョロしていました。シシィを探しているんです。
「シシィのことが心配なのかな? 寂しいのかな?」
と思っていると。

 「やったーーーー!僕一人だーーーー!」

サンジのテンションが急上昇!
点滴をした直後だから体も楽になっているらしく、
「ねえ、あそぼ!」
「だっこして!」
「いいこいいこして!」

s-img_20161109_175417
(猫じゃらしにとびついたサンジ)

シシィの「抱っこしてポーズ」を真似するサンジを見ると、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。サンジはもっともっと遊んでほしかったんです。普段、シシィに邪魔されることはもちろん、私自身が近頃は忙しくなって、あまりサンジと遊べていなかったんです。猛反省。

今日のサンジはおしっこも出たし体も楽そうで、ここ数日で一番楽しそうでした。母とサンジを思い切り甘やかしてやりました。でもやっぱり、水も飲んでくれないしゴハンも食べてくれない…。

そして夕方。無事に手術の終わったシシィを迎えに行きました。
「針金の糸を使ったので、傷口はあまり気にならないはずです。だからエリザベスカラーはしません」
エリザベスカラーっていうのは、傷口をなめないように巻くエリマキトカゲみたいなやつのことです。

dsc_2223

手術したのにカラーしないなんて、初めてのことでした。不安でした。傷口が気にならないってマジですか。
「まあだいたいは大丈夫です」
だいたいは?
だいたい?
100パーセントではないのですね?

じゃあ無理にきまってるやん。

シシィは帰宅して30分でお腹のバンソーコーをはぎ取り、そのあと
「あたしのお腹から針が!」
といって、大騒ぎしながら抜糸に取り掛かりました。

触っちゃだめえええええ!
お腹が開いてしまうううう!

お腹の糸をぶちぶち噛んでいるのを見て、私は何かで隠そうと思い立ちました。

dsc_2273
(怒り顔のシシィ)

どや!
腹巻き!
これで傷口には触れないぞ!

と思ったら、すごい勢いで速攻で脱いだでしまった。縄抜けのマジックを見ているかのようだった。ちょっときつめのを着せてもやっぱり脱いだ。腹巻きを脱ぎ捨ててまたもや糸を噛んでいる。やばい。

動物病院の先生は
「傷口が気にならないはずだからエリザベスカラーは要りません」
といったけど、やっぱりこの子には要ると思う。だってシシィだもん!

家にあるエリザベスカラーはオス猫用なので、シシィの首には大きすぎる。ということで、作ってみることにした。よくネットで見かける、これ。

カップ麺カラー。

dsc_2278
(黒豚カレーうどんシシィ。暴れすぎて疲れた)

親父の非常食・カレーうどんのカップの底を切ってシシィにかぶせました。今のところはうまいことハマっています。なんとか脱ごうと後退しまくっていますが、はずれません。きっと近いうちにぶっ壊すのでしょうが、明後日の通院まで持ってくれたらと思っています。

猫に気を取られている間に母のトイレは失敗続き。ざあざあ漏れになってしまいました…。疲れた…。

コメント

  1. サンジ君、胸が痛みます、毎日ハラハラしておりました(:_;)

    私は以前、40匹以上、里親探しをしてみな幸せになってます(…と思いたい)
    うちは多いときで15匹の幼稚園状態。ただ今9匹で養老院(人間もw)
    色んな病気で6匹は亡くなりましたが、腎臓のコはいませんでした。

    お役に立てなくて残念ですが、サンジ君、頑張って!!!

    • 40匹!すごいですね。尊敬します。
      猫はだいたい年齢とともに腎臓を悪くするものだと聞いていますが、それがないということは、お世話が行き届いている証拠ですね。
      我が家は基本「なんでも好きにしろ」って感じなので…だめですね。
      サンジ君の食欲減退の一因はシシィじゃないかと思っています。
      多頭飼いって難しいですね…。

  2. サンジくん、やはりシシィ嬢を持て余してたんですね💦
    サンジくんの好きなの食べ物はないですか?
    極端な話…昔々、ミスドのカスタードクリームだったか生クリームだったかを舐めさせたら、それをきっかけにフードを食べてくれた事がありました。参考にはなりませんが(⌒-⌒; )
    腎臓の療法食は必要かもしれませんが、食べてくれないことには始まりませんよね!
    何か好きなもの、食べそうなもの…見つけてあげてください。
    ウエットのささみ、かつお、ちゅーるなどなど!

    しかし、シシィ嬢は想像を絶しますね!
    うちの子たちは誰1人として、エリザベスカラーは使ったことがありません。
    保護猫預かり猫…いろいろな子いましたが🙀

    • サンジ、そんなに嫌そうに見えなかったんですけどね…。
      先週までは自分から「遊ぼう」って誘ってたくらいなんです。
      金曜日までは追いかけっこして、土曜の朝までは二人なんらんで寝てたりしました。
      なので、シシィが嫌というよりは、私を独り占めにして甘えたかったのかもしれません。
      この季節は喘息も出るので、なかなか抱っこもしてあげられなくて。

      で!カスタードクリーム!
      食べましたーーーー!
      ちょっとですが!

      サンジは昔からどうも一般的な食べ物が苦手で、恐れているようなんです。
      ちゅーるもカツオブシも見向きもしません。猫的にあり得ないレベルです。
      好物と呼べるものはないのですが、クリーム系はたまに口をつけてました。
      それで昨日一昨日、生クリームやヨーグルトなどいろいろ試してみたのですが、ねこママさんのコメントを読んで
      「カスタードクリームはまだ試してなかった!」
      と気が付き、さきほどシュークリームを買ってきて食べさせたんです。
      そしたらティースプーン1杯ほどですが食べてくれました。
      嬉しかったー。
      これがきっかけになって食べられるようになることを祈ります。
      ありがとうございます!!!!

      >うちの子たちは誰1人として、エリザベスカラーは使ったことがありません。
      そうなんですか!
      シシィの傷口、実はもう皮のところが開いちゃってるんですよ。
      うどんカップがなければ今頃は血まみれになっていることでしょう。
      明日さっそく病院です…。

  3. そうそう、エリザベスカラーですが、
    うちでは、厚紙(主に広告チラシで厚めのものか、カレンダーとか)を
    リング状に切り、更に扇を二つ並べたくらいのサイズに箇所でカットして使ってました。
    リングの4分の一くらいをカットでしょうか。
    大きかったら切るか重ねて、使い捨てなのでテープやホチキスで留めてしまいます。
    長いことやってると嫌がって暴れるので(^^;)

    幅はそのコの顔サイズに合わせてガジガジ咬まない程度。
    (時々はまってました)
    紙ですから多少せまいところも歪んでくれるので結構歩きやすいようですよ。

    慣れると床のゴミをすくっていたり・笑

    • おお、Sariさんもエリザベスカラーを自作されたのですね!
      それも私よりずっと素敵そう。
      このやり方なら大きさも自在ですし、やわらかいのは良いですね。

      >慣れると床のゴミをすくっていたり・笑

      あああ目に浮かぶ、猫ちりとり(笑)

      切り貼りするならもしかして、クリアファイルとかでもできそうですか?
      うどんカップは視界が悪いみたいで、透明なほうが良いだろうなーと思いました。
      今回は一刻を争う事態(お腹が開いちゃう前にカラーが必要でしたw)だったのであまり考えてる余裕がなかったのですが、うどんカップが壊れそうなら作ってみようと思います!

タイトルとURLをコピーしました