深夜の嘔吐祭り・延長戦

排泄コントロールは難しい。
多くの高齢女性がそうであるように、母もまた便秘がちである。
母は筋力がなく、自分でちゃんと出すことが難しいため、訪看さんに浣腸をしてもらう。

それでも出しきれないらしく、ときどきすごい便秘になって・・・嘔吐する。
なんの予告もなく突然「ウエー」となって吐くのである。
いつも必ず真夜中に始まって、数時間ひたすら吐きまくる。
吐くことで腹圧がかかるのか、勢いで便がでる。
上へ下への大洪水。
胃も腸もすっからかんになるまでぜーんぶ出し切る！
そして朝にはケロリと治っている、というのがいつものパターン。

昨夜も毎月恒例の嘔吐祭りが開催された。
11時半に開始。
吐いて出しての大騒ぎ。
眠いし、何を思ったか母がガーグルベースを放り投げた時はちょっとうんざりした。

それでも朝までには治まることがわかっている。
いつだって３時か４時には終わるのだ。
それから少し寝ればいい。
ところが

３：００　「あと１時間の辛抱だね」
３：３０　「もうそろろ終わるよ」
４：００　「やったあ、これで最後だね！」
４：３０　「・・・ちょっと今日は長めだね」
５：００　「あれ？どうして終わらないの？」

５時になっても６時になっても母は吐きつづける。
「これはアカン」
合間に水分を摂らせようと試みるが、それもすぐに吐いてしまう。
「お医者さんに連絡だー！」
と、思った朝７時。
突然、嘔吐が止まった。急にぜんぶ治まった。
「寝るわ」
宣言して母は眠りについた。

お母さん、お疲れ様。
今日は長かったね。
眠れてよかった。
おめでとう。

・・・私も寝たい。

と思ったけど残念ながら仕事がある日だった。
ヘルパーさんと訪看さんに後を任せて仕事に行った。
脱水症状を起こしていたが、ポカリを飲ませまくったら、治った。
やれやれ。

さすがに徹夜で仕事するとしんどいんで、もう寝ます・・・ちょっとだけゲームしてからね！