脳出血で左半身麻痺になった母のリハビリを兼ねて始めた「2人バイオリン」ですが、言葉の説明ではピンとこない方も多くいらっしゃるようなので、今日は
「2人で1台のバイオリンを弾く、ってどうやるの?」
という質問にお答えします。
百聞は一見に如かずということで、2人バイオリンの練習風景の写真を初公開!
小汚い服が写ってごめんなさい…
・母は右手で弓を弾く
・私は右手でバイオリン本体を支え、左手で弦を押さえる。
私の右手にはバイオリン+母の顔が乗るのですごく重く、手だけでは支えきれません。そのため、車椅子の肘置きの高さををいっぱいまで上げて、私自身の肘を置いて使います。
写真ではちょっとわかりにくいかもしれないんですが、この弾き方の一番の難点は、母がミスをすると、弓が私の顔に突き刺さること。私の持ち方が悪いせいもあって、たまに耳にぐさっとやられます。
私のバイオリンの技術は小学生レベルですし、母は障害のせいで楽譜を読むことが難しく、なかなか息が合いません。毎日ぎゃあぎゃあ大騒ぎしながら、ケンカをしながら、それでもビバルディを練習しています。
動画はまだ上げられませんでした…いろいろと汚すぎて。写真に音だけつけてアップしてみました。
音量注意です!
(いっぱい間違えとる!)
昨日のニュースで、重い病気にかかった人がリハビリによって回復し、なんとマラソンに挑戦した、とやっていました。
「誰かに勇気を、元気を与えられるように」
この言葉に、母がえらく感銘をうけていました。
「すごいねえ、えらい人やねえ」
と。
「負けてられへんね!」
・・・そうそう、その意気。
コメント
二人バイオリンってどうやっているのかと思っていました。
すごいです! こんなふうにして二人でバイオリンを弾けるなんてステキ!
でも、この体勢は、バイオリンを押さえる右手の負担や、弓が耳に刺さってしまうことがあるだけでなく、弦を押さえる左手にもかなり負担がかかっていますよね?
この姿勢が長時間にわたると、だださんが頸肩腕症候群になってしまわないかと心配になります。
お二人の身体に負担にならない範囲で、楽しんでくださいね。
そうなんですよー、しんどいんですこの格好!
右手は疲れるし左手はしびれてくるしで、長い曲を弾くことは無理そうです。
でも、だんだん慣れてきました(笑)。
母も右手だけでもかなりの運動になりますし、楽譜を読んで音を出すというのは良いリハビリになっているようです。
無理のない程度にがんばりますね!
すっごいスピード!
驚き!!
頑張ってるよー。
もっと速くなる予定です!