次から次へとケチがつきまくった東京オリンピック2020。
こんなコロナ禍の中やるべきなのかと思う。
思うけどな。
・・・始まってしまったな。
昨日の開会式。
こぢんまりしてたけど私は楽しかった。
なにしろ真矢みきさんが出てきたし。
ピクトグラムさん楽しかったし。
入場行進のドラクエとFFで胸が熱くなった。
母はオリンピック歓迎派だから
「ちゃんと見なくっちゃ!」
車椅子に座り、姿勢を正して見つめていた。
入場行進もぜんぶ見た。
ぜんぶ・・・
ぜんぶ・・・
12時まで。
「お尻が褥瘡になりそう」
と言いながら、それでも座りつづけていた。
終わらない入場行進、そしてバッハ会長の長話にネをあげたのは、猫たちだった。
猫という動物は決まった時間に寝たり起きたりするのが好きだから
「もう寝る時間だよ?そろそろベッドに行こう?」
全力で誘ってくる。
「ちゃんと最後まで見なくっちゃダメ!」
シシィの誘いを断り、お尻の痛みに耐えて、母はきちんと座りつづけた。
長嶋さんが、王さんとゴジラの3人で聖火ランナーを務めるのを見て泣きそうになった。
あんな不安定な体で杖も装具もなしで歩けるのがすごいと思った。
炎がバトンタッチされたときの長嶋さんの表情に心動かされない人はいないだろう。
そして最後に大坂なおみさんが灯した聖火台の炎はとてもきれいだった。
ありとあらゆるケチがついたオリンピック。
コロナは怖いしやらないほうがいいんじゃないかって今でも思う。
だけどもう批判ばっかり聞き飽きて食傷気味だ。
選手に罪はない。
勝っても負けても、一生懸命に頑張る姿は美しい。
池江璃花子さんを応援しながらそう思った。