このあいだショートステイに行ってきた母の話。
「新しい職員さんが増えたの。若い男の子ですっごく良い子。私らとしては、そりゃ嬉しいんだけど、良い子だからこそ不思議なのよ。だから訊いてみたの。
『あなただったらどこへでも就職できるだろうに、なんでこんな施設に来たの?』
大学出でたばっかりで、おばあちゃんの下の世話なんてしなくても、って思ったのよ。そうしたらね。その子はこう言うの。
『たしかに他の会社から2つ3つ内定はもらってました。銀行なんかもあって、内定をもらった中ではここの給料が一番安かったから、親は反対しましたね。でも僕は、ここの仕事が一番ひとの役に立てるって思ったんです。』」
なんて良い子なんだろう! 最近の若者はすごいな、銀行を蹴って福祉に進むなんて!
・・・本当かどうかはわかんないけど。
施設では虐待とかいろいろ問題はあるし家族はけっこう言いたい放題だけど、そこで働く人たちはみんな必死で頑張ってくれている。このあいだも20代の女の子から
「夜勤だと一人で100人みなくちゃいけないこともある」
って話を聞いた。
「だって募集しても人が集まらないんだもん!」
ブラックな世界で、私たちのために踏ん張ってくれている、若い人たちに感謝しなくちゃいけないと思った。本当にありがとう!
本日の猫写真。
お昼寝したい母の邪魔をするシシィさん。
「この枕はあたしのニャー!」
「シシィ邪魔よ、どいて!」
「おかあさんこそ邪魔ニャーー!」
「もう、どかないなら踏んじゃうよ!」
枕をめぐっての攻防がくりひろげられている。
結果、
仲良く並んで寝ることで落ち着いたみたい。
コメント
だださんこんばんはー!
家族って言いたい放題、とは、利用者さんの家族が言いたい放題言う(ことが多い)ってことですか?こないだね、父が通うリハビリデイサービスのものすごく熱心にやってくれてたYさんって人が突然やめてしまって、ほかのスタッフさんも「なぜだか分からないんです」と・・・。頑張りすぎて全然余裕ない感じやったからかなぁ・・・ほんまに一生懸命やってくれてたからなんか糸切れたみたいになったんかなぁ・・とか言うてたら、「タナカさん(仮名・うちの父)の家族さんは優しいですけど、結構厳しいこと言われる家族さんが多いです・・」て言われて母とびっくり。うちは車椅子の父を受け入れてリハビリしてくれてもう感謝しかないって感じなんですけど、ほかの人は歩けるからか?とか色々考えたけど分からないのです。「僕も一生懸命頑張りますので!」とか言われて、「いやいやYさんみたいに頑張りすぎたらあかんよ~ちゃんとやってくれてるし、余裕あるくらいにしといてねー!!」て言ったらば、なんだか涙目になってはって、いったい何を言われるんやろかと心配してしまいました。いつも皆にこやかに迎えてくれるんですけどねえ・・・目に見えてリハビリ効果がないと行ってる意味がないとか言われるんかなぁとか。謎なんですー
どこの業界にもモンスターとかクレーマーと呼ばれる人たちがいますから、めんどくさいPTAはいるだろうなあと思います。
入所施設は置家族も多いと聞きますが、デイは在宅で頑張ってる家族が高すぎる理想を抱くこともあるでしょうね。
また職員さんの努力が本人さんたちに伝わらない場合も多々あるだろうと想像します。
認知症フロアの職員さんは噛まれたり引っかかれたり生傷が絶えないと聞いていますので…。
燃え尽き症候群は真面目な人ほど罹りやすいといいますし、Yさんは頑張りすぎて燃え尽きてしまったのでしょうか。
いつかどこかで復帰されることを願います…。
だださん、ご無沙汰しております。
ようやく、だださんのブログに戻ってまいりました
実は、昨年秋、新しい癌(子宮腺癌)が見つかってしまい、
検査だ、癌種が不明だ、手術だ、手術キャンセルだ、セカンドオピニオンだ、やっぱり手術だ、
となんだかんだしているうちに年を越し、
1個は普通の子宮体部腺癌、もう1個は極レア悪性子宮頸部線癌で、
いきなりトリプルサバイバーになってしまいました。
幸いにも早期癌だったので抗がん剤も放射線もなく
職場復帰しました。
なんやかんやと癌の世界にどっぷりつかっていた半年でした。(笑)
これからブランクを埋めるべく、過去ログも拝見させていただきたいと思いますので
よろしくお願い申し上げます。m( _ _ )m
おお、まあささん!
ご無沙汰してしまってごめんなさい!
今、ブログ読んできました。
すごく大変だったのですね…。
でも帰ってこられて本当に良かったです!
お母様もほっとしておられることでしょう。
そういえばお母様のたんこぶ事件、画像で見る限りかなりびっくりしますね…。
まあささんの的確な判断と迅速な病院探し?に拍手でした。