母が立てなくなった

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母をトイレに連れていったら
「立てない」
と言いだした。
「右足が痛くて立てない!」

ケガをしたわけじゃない。
骨や関節を傷めたのではない。
脳卒中後疼痛。
脳出血の後遺症で、日によって体のあちこちが痛む。
麻痺のある左手足が多いけれど、たまに右だったり、肋骨が痛いなんて日もある。
神経障害疼痛でこれはたぶん治らないと言われている。

麻痺のある左足ならまだいい。
右足1本でも使えれば、手すりにしがみついて立つことができる。
だが肝心の右足が痛むとぜんぜん立てない。
困った。

立てないとなると、私一人だけでトイレ介助はできない。
久しぶりにテープ式オムツをつけてベッド上で交換するになった。
最近、ターミナルの方のオムツ交換しかしてなかったから、母のお尻の巨大さにびっくりした。

が、間もなく今度は
「ウンチ出そう。トイレに座りたい!」
といい出した。
でも立てないんでしょ?
「立てないけど座りたい」
また無茶を言う。
・・・そりゃ、大きい方はトイレでしたいよなあ。

そこで夜に飲む痛み止め(リリカ)を早めに飲んでもらった。
薬が少し効いてきたところでトイレへ。
それでも母は悲鳴をあげた。
「やっぱり痛い!『ぎゃあ!』っていいたいほど痛い!」
言ってもいいから5秒だけ頑張って!
母は頑張った。踏ん張った。7秒くらい立てた。
おかげでなんとかお尻を拭いてズボンの上げ下ろしができた。
お互い大変である。

そのあと
「気分転換をしよう」
と、夕涼みがてら散歩に行ったり、一緒にハンバーグを作ったり、名探偵コナンを見たりした。
それはそれで楽しかった。

わりと最近までこんな痛みはなかった。
あちこち痛むことはあっても、立てないほどじゃなかった。
それが今月入ったあたりからだんだん痛みが強くなって・・・どうしたんだろうなあ。
とりあえず薬を増やしてもらうとか、足湯くらいしか、できないのかな。

不定期で出たり治ったりするものだから、またふいに治まるかもしれない。
月曜までに治るといいなあ・・・。

コメント

  1. iPS細胞で良くなる事もあるようですね
    治療費要らないから治験させてでもいいからこれ以上悪くならないように、出来たらいいなぁーと思い記事を読んでいました

    右足の膝か股関節に無理がかかったのでしょうか?少し痩せて貰いますか?あっ私もだ

    • iPS細胞で!?
      すごいんですね。
      生きてるうちに実用化されたらいのですが。
      >右足の膝か股関節に無理がかかったのでしょうか?
      ありえますね(笑)
      太りましたからねー。
      あ、私もです。

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