ここ2,3日で桜が一気にひらいた。
近所の桜並木も五分咲きだ。
来週はお花見三昧だな!
と思ってたらこんな呟きに出会った。
癌の80歳台患者さんが退院したいと騒いでいるので病棟に行く。とにかくこの週末に出たいんだと。治療はよく効いて喜んでた方だったので、人払いして、何か失礼なことがありましたか、と質問。患者さん涙目で答えて曰く、『桜が満開になっちゃった』と。
確かに、そりゃ一大事。早めに退院整えます。— 神崎 周@内科医/小説書きshu.kanzaki (@zCBiwsEqKlObzi7) March 26, 2021
今年はコロナで外出許可がおりないから退院したいということらしい。
そう思っている人はたくさんいるんだろうな。
どうして桜はこんなにも特別なんだろう。
とある利用者さんはこんなことを呟いた。
「今週はなんにもいいことなかったけど、まあ、それでも桜が咲いたな」
検査の結果がわるくて、認知症でもいろいろい困るようになって、とっても落ち込んでいたから
「それでも桜が咲いたな」
とは精一杯の強がりかもしれない。
桜は、見る人の心にも花を咲かせるから。
フレー!フレー!頑張れー!
と応援してくれるから。
高齢者や病人だけでなく。
誰にも先のことはわからない。
明日という日は来ないかもしれない。
今年の桜が最後になるかもしれない。
だから悔いが残らないように。
なるべく桜を見に行こう。
って思ってたのに!
明日、せっかくの日曜なのに雨が降るそうですよ!
残念ー!