明日はお休み！

先月、とうとう慰労金をいただいた。医療介護従事者への慰労金５万円。
そのお金でハンドクリームとか手袋とか口内炎の薬とか、身体のメンテナンスに関するものを買わせてもらったんだけど。
ゲームも買ってしまったのです。
体を動かすフィットネス系のゲーム。

だって今年はぜんぜん体を動かせていない。
運動不足がたまっている。
とくに正月休みはたくさん食べるしたくさん怠けるだろう。
これでちょっとでも運動をして体を整えよう！

・・・と、思ってたのに。

見事に正月休みがなくなっちゃったもんだから。
フィットネスする余裕なんてなかった。そんな体力なかった。

だけど！明日は！お休みだーーーー！
今年始めてのお休み!
９日連勤が終わったのだ！
ボクササイズするぞー！

早くも梅が咲きました

午後、妹が入所している施設に電話をした。
最近の様子をきくためだったが、職員さんが
「お呼びしましょう」
と電話口まで連れてきてくれたので、久しぶりに話した。
いや、話した・・・というか。

「U子、元気？いい子にしてる？叫んでる？」
「・・・・」
「おかーさんもおとうさんも元気にしてるよ。」
「・・・・」
「この辺りはコロナもまだ少なくてね、クラスターも小さくておさまった」
「・・・・」
「ちゃんとご飯たべてるの？」
「・・・・」

重い障害のある妹は、ほとんど話せない。
電話になると緊張してもう全然だめ。
うんともすんとも言えやしない。
完全に一方通行だ。

妹からきた年賀状。「牛」を描いているらしい。文字か絵画かわからないけど頑張った。職員さんありがとうございます！

それでも私は知っている。
私が一言しゃべるたびに、受話器のむこうでは妹がニコニコ笑っていることを。
伏し目がちな目をときどき開いて、ときどき腕をつっぱって。
ふふふ、ふふふ、と唇から声にならない笑い声をあげていることを。
それが電話におけるU子のせいいっぱいの喜びの表現だということを。

「じゃあ、また会えるようになったらすぐに行くね！」
と電話を切った。
私は知っている。
今頃、超口下手な妹が、泣きそうな顔でうつむいていることを。
「もっと話したかった」
と職員さんに訴えていることを。
両親を置いていけるときがあれば、私ひとりでちょっと会いに行ってやろうかな。