母が入院した。
薬で熱は下がったのだが、そのあとも吐き気がつづいてまったく飲み食いができなくなったからだ。
訪問のお医者さんが市民病院につなぎをつけてくれた。
入院前にいろいろな検査を受けた。
鼠径部からの血液検査は痛かった。
痰がとれなくて鼻腔に管をつっこんだのもだいぶ痛かった。
導尿のためにカテーテルを入れたのが一番痛かった。
もうひとつ痛かったのがPCR検査。
新型コロナウィルスの検査だ。
鼻にちょこちょこっと綿棒をつっこむみたいな動画を見たことがあるけど、全然ウソだった。
20センチ以上ある針金を、鼻の穴にグイーと押し込む。
「いたたたた!」
もがく母。
押さえる私。
「痛くないとキレイに取れないんで我慢してねー」
と完全防護服の検査技師に言われた。
一瞬で済むけど、けっこうつらそうだなあ・・・。
陰性であることを切に祈る。
たぶん膀胱炎で2週間くらいの入院になるだろうと言われた。
ただ、問題は面会に来られないことだ。
一昨年に入院したときは私が毎日行ってリハビリをしたし、音楽を聴かせたし、孫を連れていってあげることもできた。
だが今回は一切、なにひとつ、できないのだ。
2週間リハビリなしで寝たきりでいたら、どんなに呆けて帰ってくることだろうと、ゾッとする。
せめてもの思いで犬のヌイグルミを持たせた。
母のお気に入りの「クロちゃん」。
3年前、孫たちからクリスマスにもらったものだ。
大きいので邪魔になるかもしれないけど、
「一昨年に入院したとき、高熱でせん妄が出たんですが、クロちゃんを抱かせると落ち着きましたので(実話)」
と言って持たせた。
2週間、寂しい思いをするんだから、クロちゃんくらいそばに居てもいいだろう。
別れるとき、寂しかった。
母もむちゃくちゃ心細そうだった。
母が倒れてからの7年間は、ショートステイだろうが入院だろうが、3日と離れたことがなかったから。
共依存になってはいけないと、ずっと思ってやってたけど、案外、難しいもんだなあ。
病院を出てからハタと気づいた。
・・・万一、母のPCR検査が陽性だった場合、私は濃厚接触者ということになる。
検査結果がでるまでの間、私は「濃厚接触者疑い」なのだ。
ということは、結果がハッキリするまで仕事できないってことやん!
上司に連絡して金曜まで休みをとることになった。
とはいえ私自身はピンピンしてるし母はいないし。
これ、めちゃくちゃゆっくりできるんじゃない?
憧れの連休じゃない?
連休なんて正月以来だよ!!!!
うおおおおおお!!!!
寝るぞぞおおおお!!!!!(ここ3日ろくに寝てないので超うれしい)
・・・あ、オヤジはいるんだった。残念。
コメント
だださんお疲れさまです。
ご無沙汰してます トモです。
(毎日 ブログ、Twitterは欠かさず見てます。コメントせずにごめんなさい🙏)
丁度うちの母もお盆前に血尿が出て大変でした。幸い高熱も出ず何とか抗菌剤で乗り切れましたがヒヤヒヤもんです。
今日も病院のハシゴ…
今 入院すると本当に気が気じゃ無いですね。
どうかお母さま頑張ってください!
本当にお疲れさまです。
おお、トモさん!
お元気でいらっしゃいましたかー!
お盆前とはまたタイミングが悪いですね。
マーフィーの法則というのか、病院があいてない時に限ってって異変が多いんですよね。
病院のハシゴお疲れ様です!
トモさんもご自愛くださいね。
どうか、だださんが少しでもゆっくり、たっぷりと睡眠とれますように。
お母さんはプロの方々が着いてるので、とりあえず安心かと。もちろん寂しさはMaxだと思いますが(泣)
私的には、だださんの休養は絶対必要だと思うので、お母さんには申し訳ないけど、ちょっとホッとしてます。お父さんが「良い子」で居てくれたらいいですねー。猫達と、お母さんの帰りを待ちつつ休んでください。
お母さま、入院前の検査がいろいろあって、大変でしたね。2週間の入院は治療のため仕方ないにしても、面会出来ないのは痛いですよね。。。不安な気持ちはすごく分かります。看護師さん達は忙しいでしょうけど、電話が可能なエリアに連れて行って貰って話をさせてもらうか、メールを送るなど別手段でお母さまを励ます事が出来ればいいですね。
だださんがいつもされているように、出来ない事を考えるより、出来る事に
、更にその先に目を向ける、ですよね。
身体を休める時間が少しでも持てそうであれば、この機会を利用して、可能な限り充電&リフレッシュして、退院されるお母さまを、お父さま、ネコちゃん達と、大きな笑顔で迎えてあげてください。いつもブログから、パワーをもらっています。ありがとうございます。
ありがとうございます。
面会なしって、話にはたくさん聞いてましたが、我が身に降り掛かってくるとつらいものですね。
母には携帯も持たせてないので電話もできません。
ぬいぐるみの犬さんが慰めてくれることを祈るばかりです。
荷物といっしょに手紙を差し入れられるか聞いてみるつもりです。
私は気が抜けたのか体がガタガタ来ておりますが(笑)、母が退院したらリハビリしまくってやらなくちゃいけないので、いろいろ考えておこうと思います。