在宅介護のIT化

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自粛のおかげでネットの使い方が変わってきた。企業はZOOM会議をすませ個人もオンラインで飲み会を楽しみ、授業も舞台も動物園もなんでもYou Tubeをつかうようになった。自粛が終わってもこれを機会に世の中は大きく変わるかもしれない。

介護だってきっと変わっていく。
すでに入所施設などではオンライン面会が導入されている。
オンラインなら施設へ行けなくても顔がみられる。
なんとなく気の重い思いをしなくてすむという人もいるだろう。

離れて暮らす家族の介護にもITを使う人が増えた。
見守りカメラで生活の様子を見ることができるし、スマートリモコンでエアコンなどの調節もできる。
AIスピーカーがあれば操作なしで、機種によっては顔をみながら通話をすることができる。

在宅介護にももっとITを導入してもいいと思う。
在宅介護を始めるためにはたくさんの手続きが必要だ。
契約書のあちこちにサインして住所を書いてハンコを押さなければならないが、あれはぜんぶコピペで済めばいいと思う。
ハンコの代わりのモノもでてきてるらしいし。

定期的な診察も、近頃では電話診で薬をもらえるようになった。
オンライン診療が広まればもっと楽になるかもしれない。

今みたいに自粛になったり、気分がのらなくてデイに行きそびれた人が「オンライン・デイサービス」で気分だけでも一緒に楽しめたら助かるだろう。
それから、ディーフリーのような排泄予測デバイスが手軽に使えたら便利だろう。

コメントで頂いたけど、担当者会議なんて必ずしも顔を突き合わせる必要はない気がする。
多くのサービスを使っていると担当者が10人とかになり、狭い部屋に入り切らなくないし、家族の負担も甚大だ。
オンラインで担当者会議をしたらみんな楽だし余計な気を使わずにすむ。
ついでに毎月もらうケアプランの表もかさばるだけだからデータだけで全然いい。

私は大量の紙おむつや消耗品を定期的にネットで購入しているが、それだけでもずいぶん楽になった。
介護者も、被介護者も、ネットさえあれば孤独から逃れるチャンスがある。
一人暮らしの高齢者がスマホやタブレットを使えたら生活は絶対に楽になるはずだ。

他の業界に比べて介護はIT化が遅いが、これからは使えるのと使えないのとで雲泥の差がうまれるだろう。
私も頑張ってついていこうと思う。

本日の猫写真。

猫ってぐちゃぐちゃの場所が好きなんだよね…。

コメント

  1. 報道番組や娯楽番組はほとんどリモート出演、全国知事会も各国首脳会議もオンラインが当たり前となり、一気に世の中が変わりつつあります。
    介護は直に接しなければならない場面が多いのは事実ですが、だださんが書かれているとおり、IT化できるものも多い。
    これまでも世間並みのIT化がすでに実現されてても良いようなところも、契約、契約、契約ごとに手書きで署名&判子の繰り返し地獄、紙地獄を家族は押しつけられています。
    世の中が一気に変化を遂げても、介護業界は化石時代のように忘れられそうです。
    介護はCOVID-19で大わらわの厚生労働省の管轄。あそこに期待しても無理そう。
    介護にまつわる様々な前時代的なやり方を見直してくれる英雄は現れないでしょうか。

    • こんにちは。
      おっしゃるとおり、契約作業は紙地獄ですね!
      ハンコだけでも大変ですから、一人暮らしや老老介護の場合はケアマネさんが手伝ったりするんでしょうか。
      それでもコロナ騒動のおかげでハンコ文化も変わりつつあるとか聞きますが、いつか地獄から解放される日もくるのでしょうか。
      一般企業ならスマホがなければ話にならないところですが、介護業界はいまだにガラケーが普通だったりしますから、時間はかかりそうです。
      今すぐには無理だとしても少しずつ変わっていってもらいたいものです。