とぼとぼ散歩

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少し時間があったので、朝から両親を散歩に連れ出した。
二人とも腰が重いので、オヤジには
「お母さんを日光にあてなくちゃいけないから付き合って! おとうさんと行きたいって言ってるの!」
と言い、母には
「おとうさんを歩かせなくちゃいけないから、一緒にきて! お母さんがいないと、おとうさんは歩かない!」
と頼む。
「しょうがないなー」
「そんなら行くわ」
・・・このやりとり、本当にめんどくさい。

散歩といっても母は楽ちんだ。
私が車椅子をガンガン押していく。

問題はオヤジである。
杖をつき、小股でゆっくり歩いてくる。
とぼとぼ、とぼとぼ。
とぼとぼ、とぼとぼ。

八重桜がきれいだったり。
ナルトサワギクが咲いていたり。
「これはツツジだっけ、サツキだっけ?」
を30回くらい繰り返したり。

私と母がきゃっきゃ言ってる後ろから、オヤジはけんめいに、
とぼとぼ、とぼとぼ。
とぼとぼ、とぼとぼ。
歩いてくる。
・・・はずが。
いない。
振り返ればオヤジの姿がない。

「しまった、置いてきた!」

はるか後方から追いかけてくるオヤジ頑張れ

オヤジは100mほど向こうからとぼとぼ歩いてきた。
知らない間にコケてたらどうしようかと思ったからホッとした。

仕事なら利用者さんから目を離すなんて絶対にしないのに。
家族だと、すーぐ離れてしまう。
ほったらかしである。
いかんいかん。

とかいいながら、最後の100メートルはやっぱり
「仕事に遅れるから先に帰ってるね!」
と母の車椅子を押してビューンと急ぎ、オヤジはまたほったらかしになってしまった。
すまん、オヤジ。

本日の猫写真。

「ぼくのゴハンは?」

PCしている肘のあたりをちょいちょいと触ってくる。
サンジ得意のおねだりポーズです。

コメント

  1. だださん、みなさん!こんにちは
    お父さんのリモコンじゃないですが
    私は綺麗に畳んだ台所フキンと別の日には電話の子機を冷蔵庫に保冷していた事ありますよ!
    考え事しながらだったからって言い訳にします。

    • ふふふ、やっているのですね(笑)
      主婦は大事なものをついつい冷蔵庫に保管してしまうらしいですよ!
      腐らないように。
      冷蔵庫をあけて子機がでてきたらビックリしたでしょうね。
      ちょっと楽しいです。