診察なしで処方箋をもらえること

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訪問介護の利用者さんから
「お薬がなくなるから、病院に行かなくちゃ!」
と言われた。
この時期に、基礎疾患のある高齢者が病院へ行く?
血圧の薬をもらうために、感染の危険のある内科へ行くだと?
やめておきましょう、と私は言った。危ないですやん。不要不急の外出は控えましょう。
「でもお薬がなくなるのよ!」

たしかに通常なら、病院に行って診察を受けなければ、薬はもらえない。

でも今は違うのだ。
コロナがきてるから!

風邪 症状がない高齢者や基礎疾患を有する者等に対する継続的な医療・投薬等については、感染防止の観点から、電話による診療等により処方箋を発行する

2週間くらい前に厚労省からお達し(?)がきて、診察なしで薬を出してもらえるようになったらしい。病院に電話をしておけば家族が処方箋をとりにいくことができる。家族がいない場合はヘルパーでも。

だがそれを知らない高齢者も多く、
「外に出るのは怖いけど、やっぱり薬だけは必要だから!」
と、病院へ突撃している。もっと周知したほうがいいと思う。

もちろんこれは定期的にもらっている「いつもの薬」に限られるし、すべての病院がやってるわけじゃないけれど、今は多くの病院が取り入れているようだ。「いつもの薬がなくなったから取りに行かなくちゃ」と思っている方は、とりあえず病院に電話をかけて相談してみることをおすすめします。

手をのびのび

利用者さんに、薬だけなら診察の必要がないことを説明し、私ひとりで薬をもらいに行ったら、薬局にこんな看板が出ていた。

本日、通常よりお薬の準備に時間がかかります

コロナウィルスの影響で学校が休みになり、一部の薬剤師が出勤できないため人手不足で、『薬をつくるのに時間がかかります』ということだった。お疲れさまです…。