２人バイオリンの研究

母が弓を弾き私が弦を押さえ、２人で一挺のバイオリンを弾く「２人バイオリン」。もう何年もがんばっているが、小学校中学年レベル？から先へどうしても進まない。

何がダメって、ビブラートがかけられない。ビブラートなしのバイオリンなんて・・・演奏できる曲の幅が狭まってしまう。

先日、有名バイオリニストがお遊びで２人バイオリンをしている動画があると教えてもらった。

そんなことより若い頃のイツァーク・パールマンとズービン・メータがメンデルスゾーンで遊びながらイチャイチャしてるの愛おしくないですか？ pic.twitter.com/aO99CcJxPV
— むじたん (@musi_tan) February 28, 2020

すっごいの。
プロはやっぱりすごくうまいの！
いちゃいちゃしながら２人でメンコン弾いちゃってるの！
もちろん、ビブラートも完璧なの！

そこで
「この動画みたいにやってみよう」
と思った。
姿勢というか体勢を真似たらどうだろうと思ったのだ。

私たちの場合、弓をもつ母が中心で、私が横から手をのばしてバイオリンを持っている。

だが動画では、バイオリンを持つ手が中心で、横から弓がのびてくる。まったく逆なのだ。

「よし、やってみよう」

私がバイオリンを持ち、母が弓を持つ手をのばして弾く。
・・・が、届かない。
うまくいかない。
母は左が見えないから。腕も短いし。

なんとか弾けるようにと、私はせいいっぱい母に近づいた。
動画の人たちはキスできるくらい接近している。
私たちもそれくらい近づけば・・・
「痛ったああああああ！」
腕の筋がイッた。
母は半身麻痺で車椅子に座っている。
だからどうしても、体が自由な人のようには近づくことができない。
ムリに近づこうとすると腕と腰がすごい痛いのでもうやめた。

かわりに次はコレを試してみようと思っている。