おしゃべりを喜んでもらえたこと

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先週、車椅子ユーザーの利用者さんが
「外食に行きたいけど、私は車椅子だから行けないわ」
とおっしゃったので
「行けますよ」
というお話をさせていただいた。新しい店はバリアフリー仕様が多いこと。お洒落で小さな店よりも大きな店のほうが入り口や通路が広いこと。ただし、ファミレスのように固定式のソファ席も多いこと。不安な場合はお店に電話で連絡を入れておけば手伝ってもらえること。その方は少し歩けるので、車椅子をトランクに載せられれば、介護タクシーでなくても大丈夫だということ・・・

利用者さんはとても喜んで
「そういう話を、もっと聞かせて」
今週もせがまれたので、車椅子での列車の乗り方、ホテルの探し方、飛行機の乗り方などをお話した。
「すごい。世界が広がるわ!」
利用者さんは目をきらきらさせておっしゃった。
「だって私みたいな年寄はみんな『車椅子になったらもうどこへも行かれない』って思ってるもの。そうじゃないのね。行こうと思えばまだ、行けるのね」

その方は、ご自分もご病気を抱えながらご主人の介護をされている。買い物もヘルパーに頼み、小さな家の中だけが世界のすべて。小さな小さな、小さな世界。そこに気難しいご主人と2人で閉じ込められているのだからどうしても鬱々としてしまう。そんな利用者さんにとって、私の話は広い世界を垣間見る窓なのかもしれなかった。

私は話した。母とのウィーン旅行のこと、妹とのエジプト旅行のこと、一人で世界中をうろうろしてまわったことを。すると
「あなたの話を聞くと元気がでる。気分がとっても明るくなるの。希望っていうのかな。それが湧いてくる気がする。だださん、講演会とかやればいいのに」
と言われた。
・・・いいなあ、と思った。
こんなにも喜んでもらえるなんて幸せだ。旅と介護の話ならいくらでも続けられる気がする。講演会とかお話会とか、おしゃべりできる依頼があったら挑戦してみたいと思う。今んとこないけど。・・・ご興味ある方、よかったらメールフォームよりご連絡くださいませ。

本日の猫写真。

どんなに頼んでも私の膝からおりてくれないシシィさん。決意は硬め。

コメント

  1. だださん、ユーチューバーはどうですか?
    講演依頼の呼び水になるかもしれませんし
    アクセスが伸びれば(そう簡単ではないでしょうが)収入になるかも?

    顔を出されたくなければ
    アニメ?のユーチューバーもできるようです。
    参考 白花伝伯爵⬅仰天しました…

    • You Tubeですかー。
      考えたことなかったです。
      講演会ならネットできないシニア層にも届くんじゃないかと思ったんですけど、たしかに呼び水にはなるかもしれませんね。
      動画よくわからないので、できるかな(笑)
      白花伝伯爵って初めてみましたが、Vtuberっていうんですか、すごいですね。