しんと静かになった夜

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年末から約1か月間、妹とその子どもたちが滞在していた。一か月間、両親も子供たちといっしょにたくさん遊んだ。お菓子の家もつくったし、みんなで温泉へ行ったし、奈良の大仏に会いに行ったりした。母は初売りに行けたし、テレビ中毒のオヤジは仮面ライダーにとても詳しくなった…と思う。

龍ちゃんの書き初め

ワンオペじゃない介護は、そりゃもう助かった。助かり放題だった!オヤジが倒れたときは妹が病院に行ってくれたし、急遽ベッドが必要になると、その夜のうちにニトリのベッドを購入・組み立てることができた。私ひとりだったら絶対に無理だった。

トイレの失敗が多いおじいちゃんに、6才の龍ちゃんは「すわってオシッコするんだよ」と教えてくれたし、小学生の梅ちゃんはおばあちゃんにコーヒーを持っていく係、そのうえ2人バイオリンと合奏までしてくれた。

高校生の椿は主に私の癒やし係。本当によく家事を手伝ってくれた。それに、深夜にアイスを食べながらホラー映画を見てキャーキャー騒ぐのが楽しみだった。普段あんまり会話の噛み合わない両親とクイズとか見ている私にとっては、そんなあたりまえのことさえ贅沢に感じた。

だが、そんな楽しい冬休みももう終わり。あの子たちは燃え盛るオーストラリアへ帰ってしまった。

猫たちは荷造りの段階からソワソワしていた。みんながいなくなると、じっと窓の外を眺めていた。今はまだよくわかっていないかもしれないけど、明日になっても帰ってこないということを知ったら、きっとうるさく探しまわるんだろうな。

「あの子たちはどこに行ったの?」
「いつも抱っこしてくれるあの子は?」
「あたしとおしゃべりするのが好きなあの子は?」
「追いかけっ子が好きなあの子は?」
「どうして誰も帰ってこないの?」

・・・ごめんな、猫たち。また次の冬に遊ぼうな。ありがとう、子供たち。