オヤジの病院が多すぎる問題

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「病院がこんなに混雑するのは、サロン代わりに通院している年寄のせいだ!」などという若者がときどきいるが、あれは間違っている。病院に通いたくて通う人などいるわけがない。高齢者がしょっちゅう通院するのはそれだけあちこち悪いところがあるからだ。積極的な治療ができなくてもリハビリや投薬に通わなくてはいけないから。

うちのオヤジも脳外科、循環器科、内科に皮膚科と通い詰め、次は泌尿器科のお世話になろうかと相談しているところ。サロン代わりどころか、病院に行くくらいなら死んだほうがマシくらいの病院嫌いなのにこの有様である。

オヤジの病院問題は、私自身にも降り掛かってくる。

一番の問題は、その病院がすべて別々だということだ。脳外科は神戸市。循環器科は宝塚市。内科と皮膚科は三田市・・・。すべての通院に付き添わなくてはいけない私は、この先、仕事どころじゃなくなること間違いなし! うっわ、飢え死ぬ!

もう一つの問題は、薬が多すぎること。

一日分の薬。これでも少し減った。

それぞれの病院でいろいろな薬を出されるもんだからどんどん増えていく。しかも、どういうわけか薬局まで別々だ。一包化してもらっても袋3つくらいになる。

このあいだまでオヤジは一人で通院していたから、なんとかやってるもんだと思ってけど、想像以上にひどかった。

だいたい、薬が多すぎるのではないか? 血液サラサラの薬なんて先月まで3種類も飲んでいたのだ。そりゃあ血が止まらなくなるわけだよ。顔面血だらけにもなるよ

それに、オヤジがこんな状態(認知症みたいな鬱病みたいな廃用性症候群みたいな)になり始めたのは、心臓の薬を飲み始めた時期と重なるのだ。もしかしたら薬のせいでボーっとしちゃうのかもしれない。それで
「ちょっと薬を減らせませんかねえ・・・」
妹が、おそるおそる循環器の担当医に相談したところ
「これくらい、まだまだ少ないほうです!」
と言われたらしい。怒らせちゃったのかなあ。

子守をするサンジ君

これはなんとかしなくちゃいけない。
通院も。
薬も。
・・・考えよう。

コメント

  1. いつも楽しみに見ています。

    私の親も脳出血による左方麻痺なのですが、高血圧の薬を何種類か飲んでいたとき、ぼうっとしたり体調悪くなったりしました。先生に相談しても埒があかず、、、本当はダメなんでしょうけど薬剤師の夫に相談しつつ、原因ぽい薬を段階的に減らして飲むのをやめたら、体調が上向きました。
    色んな先生(訪問診療の先生は専門外かもしれませんが、理解ありそうですのでどうでしょう?)に相談してみるといいかと思います!大変ですけど。。。
    応援しています!!

    • ありがとうございます!
      やっぱり薬って怖いんですか。薬剤師の旦那さんがいらっしゃって幸運でしたね。
      でも正面から
      「薬を減らしてください」
      っていうと怒られちゃうんですね。「ワシの治療に文句あるのか」って感じで嫌なんでしょう。
      しかも病院がバラバラすぎて収集がつかない…
      お察しのとおり、訪問診療の先生に頼むつもりで来週から頼んでいます。
      お金はだいぶかかりますが、先々を考えると投資のつもりで。
      介護はほんとにお金がかかりますね…おむつ代ほしい…

  2. まずは利用する薬局を一つにしてみてはいかがでしょうか。
    明らかに薬効が重複していれば薬剤師さんが医師に直接相談してくれます。
    薬局は日本全国どの病院の処方箋も扱ってくれます。

    祖母のお姉さん(当時90歳)がもういい加減年だからと薬を全部やめたら血圧下がったそう。
    薬は思わぬ副作用や逆の意味の相乗効果があったりしそうで怖いですよね。

    • ありがとうございます。
      おっしゃるとおり、薬局が別れてることがまずダメなんですよ。
      オヤジが元気な頃から一箇所にまとめるようさんざん言ってたんですが糠に釘でした。
      結果がコレです。

      お祖母様のお姉さま、薬をぜんぶやめるって剛毅ですね!
      うちも本当はそうしたいのですが(笑)そこまで勇気がないので、医師と相談しながらにしますね。

  3. こんにちは、だださん。
    いつもブログを拝見しています。
    一日をスタートさせる元気をもらっています!

    さて、私は今年は静かなお正月を過ごしました。
    というのは、昨秋、母が旅立ちぶじに見送ることができたからです。

    母が患っていたのは「腎不全」でした。
    そのためか、テレビなどで「腎臓」という言葉が聞こえると、耳をそば立てて観てしまう私でした。

    昨秋、たしかNHKのニュースで見たのが、イギリスの病院のお話。。。
    入院患者の多くの方がたくさんの薬を摂っており、この薬の数を減らしたことで、よくなった症例がある、という内容だったと思います。

    ちょっと探してみましたが、短時間の検索では、上記のニュースにあたることはできませんでした。

    かわりに、「NHK健康チャンネル」に参考になりそうな記事がありました。

    内容はーーー高齢者と薬「多すぎる薬と副作用」というものです。

    高齢になると薬が効きすぎる傾向にあるので、75才以上の場合5種類までが望ましい、とありました。

    高齢になると肝臓、腎臓などの代謝が落ちるため、解毒されずに薬の成分が体内に残る、その結果、効きすぎてしまう。
    以下のような症状が出てきた場合には、多すぎる薬の副作用であることが考えられるようです。

    ふらつき、転倒、物忘れ、うつ、せん妄、食欲低下、便秘、排尿障害

    これらの症状は、薬の量を減らすことで改善できる、ただし、自己判断で急に薬を止めたりしてはダメ、高齢者をたくさん診ているお医者さんに相談してみては、といった内容でした。

    う~~ん、どうですか?

    かしこいだださんのことなので、すでに対策をいろいろと考えられておられるようですね。

    訪問診療の先生に相談してみることで、よい結果につながるといいですね。

    お父様がよくなられるよう、陰ながら応援しております。

    • こんにちは。
      お母様のこと、大変でしたね。
      秋というと数ヶ月になるのでしょうか。
      お身体の調子は大丈夫ですか。

      テレビでもやってたんですね、薬が多すぎる問題。
      たしかにうちのオヤジも腎臓の数値が落ちているので、解毒の能力も低いのかもしれません。

      >ふらつき、転倒、物忘れ、うつ、せん妄、食欲低下、便秘、排尿障害

      おおお、せん妄と食欲低下以外ぜんぶ当てはまります!
      でもやっぱり自分で減らすわけにはいきませんね。
      高血圧の薬って減らすと怖いですし。
      「最後にもらった心臓の薬が怪しいなー」
      とか家族では言ってます。
      勝手に止める勇気はあませんが、今夜はたまたま私がいなかったので、夕食後の薬をのまずに寝てしまいました。
      もし明日の朝、わずかでも調子がよくなっていたら、原因は薬…ということになりますね。
      まあ、一回だけでは変わらないでしょうけれど…。
      応援ありがとうございます。

  4. お疲れ様です。
    ほかの方が書いておられますが、お薬が多すぎると逆に悪くなると新聞やNHKで見たことがあります。
    お医者さんからの提案により、お薬を減らしたことで、認知症に見えたおじいさんがしっかりしてきたり、寝たきりで死にたいと思っていた女性が歩けたり、問題行動が多すぎたおばあさんが会話を楽しめたと…お薬は怖いし、扱うにも気をつけないといけないなと思いました。
    でも、この人たちは、行ってくれるお医者さんがいてこそ、改善したわけで、お薬を扱う難しさは相変わらずだと思います。
    聡明なだださんだから、もうすでに解決策を考えておられることでしょう。
    お父様が少しずつでも、お元気になられますよう、心より願っています。

    • ありがとうございます。
      私も薬のせいだと思います。
      薬が効きすぎるというのはありそうですよね。
      ただ、実はこのあいだ薬が何度か続けて抜けちゃった日があったのですが、ぜんぜん変化なしでした。
      まだ対策とまでは言えませんが、通院・投薬の環境を変えていく準備は始めています。
      急激に変えるのも怖いですからじっくりやろうと思います。

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