昨日の夜。
何も知らずにウトウトしていた猫のサンジとシシィが、突然、襲われた。
「サンジーーー!」
「シシィーーー!」
「かわいいいいいいい!」
猫たちを襲撃したのは、妹の子供たち。オーストリアに住む3人の甥と姪。南半球の長い夏休みを過ごすために帰省してきた。高校生の椿と、小学生の梅ちゃん、幼稚園児の龍ちゃん。家の中は一気ににぎやかに、というか大騒ぎになった。
猫たちはもう・・・喜んだのなんの!
サンジもシシィも子供たちの大親友だ。
1年ぶりの再会に狂喜乱舞した。
とくにサンジは走り回って大変だった。
猫たちだけではない。
母も私ももちろん喜んだし、オヤジも。
・・・そう。
オヤジが大変なことになってしまったのだ。
なんと!
覚醒した!!!!
いつもは何回も何回も同じことを繰り返しきいてくるのに
「今夜、孫たちが帰ってくる」
ことをイッパツで覚えた。
目をしゃっきりと開き、はっきりした声でしゃべり、背筋をのばして歩く。
どうしちゃったの!?
まるで別人!
まるで6ヶ月前の、生活不活発病になる前のオヤジに戻ったみたいだった。
このあいだまでは「もしかしたら要介護になるかも」って勢いだったのに、信じられないくらいシャッキリしている。孫パワー、すごい!
とはいえ明日は病院で認知症検査、月曜には要介護認定調査を受けることになっている。こんなハイテンションで検査を受けたら結果に影響するんじゃないだろうか・・・調子の良さがいつまで続くかはわからないけれど。